廣誠院 こうせいいん

  • 臨済宗保水山廣誠院

建物と庭園が調和する近代造園の先駆け

廣誠院は明治の建設業の発展を担った旧薩摩藩士 伊集院兼常により建てられました。
伊集院兼常は維新以後、実業家として会社社長を歴任し、鹿鳴館や宮家の御殿の建築にも携わった人物です。書院、茶室、広間などからなり、庭園に面して配置されています。柱に面皮柱を用いるなど、全体に数寄屋風の意匠でまとめられおり、一部が改造されているものの、明治期の優れた数寄屋邸宅として貴重な建物です。
後に廣瀬家の手にわたり、臨済宗の寺院として守り受け継がれてきました。
建物は京都市指定有形文化財に指定されています。

京都市指定名勝「庭園」

庭園には、高瀬川から引き込まれた水流が敷地内を縦断し、ふたたび高瀬川に流れ出るようなつくりとなっています。この庭は建物と水流が融和する京都における近代造園の草分け的な庭園とも言われており、京都市指定名勝に指定されました。

所在地
〒〒604-0924
京都市中京区河原町通り二条下ル東入ル一之船入町
TEL
075-241-0511
正式名
臨済宗保水山廣誠院
創建年
昭和25年
料金
通常非公開(特別公開のみ)
交通アクセス
地下鉄「京都市市役所駅」下車 徒歩1分/
市バス3・4・10・15・17・32・37・51・59・205・100「京都市役所前下車」徒歩5分
公式Webサイト
http://kouseiin.org/
カテゴリー

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