平成28年度春季企画展 釜のかたち PARTⅡ
人はどのようにかたちを捉えるのでしょうか。
人は各々ものに対して主観的な像(イメージ)を持っています。茶室で道具を見る時、見慣れたかたちには安心を覚えます。見たことのないかたち、未だに想像だにしなかったかたちに対しては驚きと違和感を感じます。しかし、その驚きが物珍しさに終わるのでなく、閉じた場に新たな生気を吹き込み、茶の湯に面白く作用したならば。今までの見聞にはなかったものを、もっと見たい、見せたいという欲望が茶人に芽生えることでしょう。
定まった約束の中に美を見出そうとする茶室にありながら、自在にかたちを遊ぶ釜。そこには釜師の創意だけでなく、注文主である茶人の意気込みが盛り込まれています。斬新なかたちの釜、磨き抜かれた様式美を体現する釜。それぞれにどんな茶が行われ、どんな茶人があったのか。あるいは、鑑賞者自身が好む釜のかたちとは如何なるものなのか。想像を膨らませながらご覧戴ければ幸いです。
- 日程
- 2016年3月12日(土)~6月26日(日)
- 時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
- 日程備考
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
- 料金
一般800円、大学生500円、高校生以下無料
- 場所
- 大西清右衛門美術館
- アクセス
地下鉄「烏丸御池」下車、徒歩7分
市バス「堀川三条」下車、徒歩5分- 問い合わせ先
075-221-2881
- 公式Web
- http://www.seiwemon-museum.com/
- 備考
※その他、講演会や鑑賞茶会あり。詳細は公式Webをご覧ください。
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