祇園祭神幸祭 神輿渡御

祇園祭神幸祭 神輿渡御

2024 7 17

7月10日の神輿洗式、15日の宵宮祭を経て御神霊をうつした神輿は、午前中の山鉾巡行で鉾町を浄め四条寺町の御旅所にお迎えされます。いよいよ祇園祭の中 心行事「神輿の神事」神幸祭が行われます。舞殿から中御座・子供神輿(東若御座)・東御座・西御座の順に神輿が下ろされ飾りを付け、舞殿をまわり本殿前で 差し上げを行い、南楼門(正門)を出ていきます。三基の大神輿と子供神輿に豊園社御真榊行列も加わり祇園石段下交差点の楼門前に18時15分ごろ集結し、 揃い踏みます。

鉾一基の曳き手は100人ぐらいですが、祇園祭の三基の大神輿と子供神輿の担ぎ手はのべ1000人以上。京都の祇園祭は男祭、葵祭は女祭といわれる所以は神 輿渡御出発ですぐに解ります。朝の豪華絢爛な山鉾巡行とは打って変わり、神輿渡御は「暴れ神輿」といわれるぐらい勇壮豪快で荒々しいのが特徴です。18時15分ごろから祇園石段下で一基づつ大神輿が勇猛な男衆により担ぎ揉まれ、神輿が暴れ狂う様はまさに圧巻。勇壮に「差し上げ」練り暴れて同じ方向にまわし ます。楼門前は形容をしようのないぐらいの熱気と掛け声、歓声に涌きかえります。その後神輿は一基づつ「ほいっと、ほいっと」と勇壮に練り暴れながらの渡 御を行い、主に鴨川以東各氏子町内を通って、河原町などを通り、御旅所に向かい夜21時頃より相次いで四条に着輿し、神幸祭最後の豪快な「差し上げ」練り を披露します。御旅所に入り、この夜から7日間、24日の還幸祭まで滞在されます。

見どころは石段下と御旅所前ですが、17時ごろから石段下の周囲は多くの人が詰めかけます。早くから場所取りがおこなわれます。一基づつ途中で順路は変わったりしますが、神輿に同行すれば新橋なども回ります。御旅所前の四条通は石段下より狭いですが、豪快な「差し上げ」は見どころです。

また、24日まで花街の舞妓さんや芸妓さんが家から誰にも話さず、御旅所で願をして無言のまま帰宅すれば願いが叶う、無言参りと言う風習があり、最近では一般の方も無言参りをされているようです。

→祇園祭特集 神輿渡御へ

プレイス
日程・時間
2024 7 17
18:00頃~
会場・開催場所
八坂神社~石段下~四条御旅所
公式webサイト・ページ
http://www.yasaka-jinja.or.jp/
お問い合わせ
TEL 075-561-6155(八坂神社)
交通アクセス
206系統市バス「祇園」下車すぐ

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