Photo by Chiaki
住蓮山安楽寺 秋の一般公開と文化財の特別公開
11月2日(土)・3日(日)・4日(月・祝)・9日(土)・10日(日)・16日(土)~12月1日(日)
紅葉の時期に合わせ、秋の一般公開をされます。会期中は、近年復元修復された『安楽上人鈴虫姫鈴虫図』、『住蓮上人松虫姫剃髪図』や、今夏完成の『九相図』も併せて公開されます。東山の借景に抱かれた美しい庭園と共に、ぜひご参拝ください。
【住蓮山安楽】
住蓮山安楽寺は、京都左京区鹿ヶ谷にあります。法然上人の弟子、住蓮上人と安楽上人を開基とします。この開山両上人が、現在地より東1 キロメートルあたりに「鹿ヶ谷草庵」を結び、布教活動の拠点を持たれたのがこの寺のはじまりです。
山門前の石柱には、「浄土礼讃根元地」と刻まれています。開山両上人は、唐の善導大師(ぜんどうだいし)の『往生礼讃』に大原魚山(天台宗)の礼讃声明(らうさんしょうみょう)を転用して浄土礼讃を完成されました。両上人が称える礼讃は誠にすばらしく、両上人の前で出家を希望する人もありました。その中に、後鳥羽上皇の女官、松虫姫と鈴虫姫がおられました。両姫は、法然上人や開山両上人から念仏の教えを拝聴し感銘され、いつしか仏門に入りたいと願うようになりました。建永元年(1206)12 月、両姫は後鳥羽上皇が紀州熊野に参拝の留守中、夜中秘かに京都小御所を忍び出て「鹿ヶ谷草庵」を訪ね剃髪、出家を乞います。最初、両上人は出家を認めませんでしたが、両姫のお詠に感銘されます。
「哀れ憂き この世の中にすたり身と 知りつつ捨つる 人ぞつれなき」
- 安楽寺
- 日程・時間
-
11月2日(土)・3日(日)・4日(月・祝)・9日(土)・10日(日)・16日(土)~12月1日(日)
10:00~16:00
- 料金
- 拝観料500円
- 会場・開催場所
- 安楽寺
- 公式webサイト・ページ
- http://anrakuji-kyoto.com/anrakuji.html
- お問い合わせ
- TEL:075-771-5360
- 交通アクセス
- 市バス「真如堂前」下車,徒歩約10分
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