京都で待ってるから、春、桜色の京都
1.ここに行けば間違いのない3か所
春は、京都中が桜色に染まります。寺院塔頭のそばだけでなく、川や疏水の流れに沿って
咲き誇る桜たち。京都らしい写真が撮れるのは、清水寺、南禅寺、東寺、真如堂、
妙心寺退蔵院、平安神宮など市内中にあります。
一斉に咲きだし、一斉に散り始めるソメイヨシノだけでなく、シダレや八重、ヤマザクラ、
京都の最後を彩る仁和寺の御室桜まで、3月終りから4月中旬まで楽しめます。
そんなすばらしい京都の桜のみどころを。
1.ここに行けば間違いのない3か所
2.おすすめの3か所
3.このすばらしき一本桜3か所
4.桜をゆっくり楽しみたい3か所
5.機会があれば見てほしい4か所
1.ここに行けば間違いのない京都の桜名所3ヵ所。
この3か所は、いつもものすごい人だが、境内も広く、桜の本数も多いので、
豪華な桜たちを堪能できる。
★醍醐寺
豊臣秀吉の「醍醐の花見」で有名な醍醐寺。世界遺産にもなっている。桜の種類も本数も
とても多いので、長く楽しめる。京都の中でも霊宝館の桜は比較的早く満開になるので
早くから楽しめる。境内も広いが、土日は参拝客で埋まるのではないかと思うくらい
多くの人でにぎわう。
★南禅寺
日本最初の勅願禅寺で、禅寺の中で最も格式の高い別格寺院。境内は自由で、1年中
多くの観光客でにぎわう。カエデと共に桜も多く、境内は自由である。
すぐ横のインクラインの桜並木もすばらしい。交通の便もいいので、ここを始点に
哲学の道や岡崎方面そして清水方面にも足を伸ばすことができる。
★平安神宮
ここも、1年中観光客が途切れることなく訪れる名所である。市内の桜開花から1週間
ほど遅れて神苑内の桜が開花し始め、主に植えられているベニシダレザクラが満開に
なったときのすばらしさは特別である。栖鳳池に映る桜も見事。
2.おすすめの京都桜3か所
★真如堂
岡崎の北、哲学の道からは西に位置しており、メインのルートから少し離れており、
大型の観光バスもこないので、比較的ゆったりと桜を楽しめる。境内は自由である。
桜だけでなく、カエデも多く紅葉も見事である。三重の塔と桜の構図が京都らしい。
山門を出て真っ直ぐ行くと忠宗神社、下がると金戒光明寺、裏側から出て東に行くと
哲学の道に行ける。
★善峯寺
西山の奥にあり、観光バスも多く入る。山の上にあり、山下の道路が整備されたので
車で来る人も多くピーク時には駐車場がいっぱいになることもある。朝一番くらいに
行くのがいいかも。人が多くても境内が広いので、ここも比較的ゆったり楽しめる。
善峯寺に行く途中に十輪寺もある。
★東寺
世界遺産にもなっている東寺(教王護国寺)なので、観光客は多いが、意外にのんびり
楽しめる。桜の海から見上げる五重塔がきれいである。
また、ライトアップもされるので、一度は陽が暮れ始めるときの幻想的な美しさを堪能
してほしいところです。
3.一度は見てほしい1本桜の3か所
名のある1本桜も、円山公園の祇園枝垂桜、東寺の不二桜、常照皇寺の九重桜、
醍醐寺霊宝館の八重桜、京都御苑の枝垂桜や糸桜、平野神社の魁桜、千本釈迦堂の阿亀桜、
法金剛院の待賢門院桜、雨宝院の歓喜桜、黒田百年桜、勝持寺の西行桜、
京都府立植物園の大枝垂桜など数多いが、ここでは特に3か所。
★本満寺
出町、本満寺の枝垂れ桜。この枝垂れ桜は円山公園の枝垂れ桜の姉妹樹ですが、樹勢が
すばらしく、どの方角から見ても美しい。真下から見ると枝垂れのシャワーのよう。
近年、よく知られるようになり見に来る方も増えてきた。
隣接する妙見宮から見る姿もいい。
★大石神社
山科にあり、交通の便もあまりよくないので訪れる人は思ったより少なく、ゆっくり
楽しめる。市内よりも早めに満開になる。満開の姿は圧倒的で、花の量もとても多い。
全体の姿を眺めても、近くで見ても、とてもすばらしい。駐車場は、10台くらいしか
止められない。
★円山公園
とても有名なので、京都の桜を見に来る人は、誰もが一度は見るのではないでしょうか。
昼間はもちろん、夜間もライトアップされるので、すごい人出である。それでも、周りが
囲まれ、一段高くなっているので、みんながその全景を見ることができる。年々、樹勢が
弱くなってきており、枝が枯れたりしているが、市内には接ぎ木した姉妹樹も多い。
4.ゆっくり桜が楽しめる3か所
★勝持寺
西山、大原野にあるお寺。花の寺とも言われ、紅葉もすばらしい。境内一面の満開の桜は
一見の価値がある。また一斉に散りゆく花びらの中を歩くのもいい。本数、種類も多く、
ゆったりと桜見物ができる。少し足を伸ばして、大原野神社や正法寺手前の枝垂れ桜も、
すばらしい。大原野神社の千眼桜は時期が少し遅い。
★京都御苑
市内の中で、比較的早く出水の小川付近の枝垂れ桜、近衛邸跡の枝垂れ桜が満開になり、
その後ソメイヨシノなどが満開になるので、長く楽しめる。御苑内は自由で、平日でも
散歩やランチをする人たちも多い。ただ、苑内がとても広く、桜も苑内中に多くあるので、
ゆっくり楽しめる。
★上賀茂神社
世界遺産の一つなので、観光客もとても多い。有名なのは斎王桜で、とても堂々として
いる。ここから、京都府立植物園への加茂川沿いの桜並木は、比較的人が少ないので、
ぜひ歩いてみたい。北山大橋までは車も通るので注意が必要。
5.機会があれば見てほしい4か所
少し離れているけれど、機会があればぜひ。
★常照皇寺
高雄の奥、京北にある古寺。一番大きな九重櫻は天然記念物に指定されている。
市内よりは少し満開が遅い。庭園から見ても、屋内から見ても、とても豪華な桜である。
市内ではあるが、とても離れているので訪れる人は、少ない。他にも左近の桜、御車返し
の桜などの名のある桜が見られる。ここから、さらに15分ほど車で走ると、
黒田百年桜がある。
★八幡背割堤
八幡市にある三川合流手前の桜並木。桂川、宇治川、木津川の三つの川が合流して淀川に
なるが、その堤が桜並木になっている。土日は、河原ですごく多くの人たちが花見をして
いる。臨時駐車場が狭いので、ほとんどの人は京阪八幡市駅を利用している。ほとんどの
木がソメイヨシノなので、一斉に満開になり一斉に散っていく、その姿はとても美しい。
★毘沙門堂
山科にあり、紅葉の名所でもある。宸殿前の毘沙門枝垂れは特に有名で、すばらしい。
車で来る人もいるが、山科駅から歩いて来ることが多い。途中の山科疏水沿いも桜並木が
続いており、地元の方たちの協力で菜の花も植えられている。桜のピンク色と黄色の
コントラストもすばらしい。
★法金剛院
花園駅からすぐのところにある。妙心寺が近いので、そちらの退蔵院の桜を見に行く人が
多く、ここを訪れる人は思ったほど多くない。決してすごく大きな樹勢ではないが、
待賢門院の桜が見事である。この桜は紫の桜とも言われ、独特の濃い色をしているので、
青空にすごく映える。夏は蓮の花が池一面に咲く。
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