建仁寺両足院 半夏生と茶室「臨池亭」

半夏生の花が咲くころ、周りの葉が白く変わっていきます。
白い大きな花が咲いているんだと思って近づいていくと、実は花は中心の白い尾の部分だけで、大きな葉が白く光っていた、というのが半夏生との最初の出会いでした。
それから3年。毎年ここ両足院で、半夏生を眺めて夏を訪れを感じています。

茶室「臨池亭」で一期一会のひとときを

お抹茶のおもてなしを受けたことは何度かありますが、今回は中国茶のお茶席でした。
日によって異なり、中国茶の日もあればお抹茶の日もあるそうです。

「茶室は抹茶のものだ」という自分の概念をくつがえすような、新鮮なひとときでした。
六畳にご一緒した皆さんと8人で、そしておもてなしくださった先生や係の方々と、和やかなひとときを過ごしました。
使われる道具のご説明も興味深く、半夏生のさわやかさと取り合わせてご用意なさったとのことでした。

今回の期間中、いろいろな「茶」との出会いがありそうです。
何度でも足を運んでみたくなりました。

茶室「臨池亭」の隣には、織田有楽斎好みの茶室「如庵」の写しである「水月亭」があります。
二畳半台目で、躙口から薄暗く風情ある空間を味わうことができます。

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