
建仁寺両足院 半夏生と茶室「臨池亭」
投稿日 2017/06/11
半夏生の花が咲くころ、周りの葉が白く変わっていきます。
白い大きな花が咲いているんだと思って近づいていくと、実は花は中心の白い尾の部分だけで、大きな葉が白く光っていた、というのが半夏生との最初の出会いでした。
それから3年。毎年ここ両足院で、半夏生を眺めて夏を訪れを感じています。

2017年建仁寺両足院半夏生拝観①
茶室「臨池亭」で一期一会のひとときを
お抹茶のおもてなしを受けたことは何度かありますが、今回は中国茶のお茶席でした。
日によって異なり、中国茶の日もあればお抹茶の日もあるそうです。
「茶室は抹茶のものだ」という自分の概念をくつがえすような、新鮮なひとときでした。
六畳にご一緒した皆さんと8人で、そしておもてなしくださった先生や係の方々と、和やかなひとときを過ごしました。
使われる道具のご説明も興味深く、半夏生のさわやかさと取り合わせてご用意なさったとのことでした。
今回の期間中、いろいろな「茶」との出会いがありそうです。
何度でも足を運んでみたくなりました。

2017年建仁寺両足院半夏生拝観②
茶室「臨池亭」の隣には、織田有楽斎好みの茶室「如庵」の写しである「水月亭」があります。
二畳半台目で、躙口から薄暗く風情ある空間を味わうことができます。

2017年建仁寺両足院半夏生拝観③
関連するレポート記事

正伝永源院 春の庭園特別公開・寺宝展 ~平成27年5月6日(水)
この日は雨模様。本降りになるにつれて人通りも少なくなった祇園を抜けて、建仁寺の塔頭の一つ、正伝永源院へ急ぎます。 年に数回の特別公開、今回はつつじの庭園と...

雪景色の大原
比叡山の麓にある大原は三千院や寂光院、しば漬けなどで有名ですが、冬になると雪で覆われることもしばしば。 京都中心部とはまた違った風情のある雪景色を見ること...

京都の紅葉~東・南エリア~
圓光寺~真如堂~南禅寺~天授庵~大寧軒~建仁寺~清水寺~智積院~今熊野観音寺~来迎院の紅葉を写真と一緒にご紹介します。,知る人ぞ知る紅葉の名所で、紅葉時に...
※このページの内容は掲載時点での情報です。変更となる可能性がありますので、お出掛けの際は事前にご確認ください。