
りょうげんいん
龍源院
大徳寺塔頭 龍源院
永正年間(1504 - 1521年)に東渓宗牧(とうけいそうぼく)を開山とし、畠山義元、大友義長、大内義興らが創建したと言われています。創建年次は文亀2年(1502年)、永正元年(1504年)など諸説あります。
龍源院は大徳寺南派の寺院で、重要文化財の方丈、唐門、表門は創建当時のままの姿を残し、大徳寺山内でも最古の建物です。
珍品も多く収集されており、豊臣秀吉と徳川家康が対局したとされる「四方蒔絵碁盤・碁笥」や、徳川幕府の御用絵師だった狩野探幽が描いた「達磨図」、日本最古のものと伝えられる「火縄銃」、長谷川等伯の作と伝えられている2幅で一対となっている掛幅「猿猴図」などがあります。
5つの庭園
方丈の周囲には、東に日本最少の4坪の坪庭「東滴壺(とうてきこ)」、南に白砂の中心に楕円形の苔島を配した「一枝坦(いっしだん)」、北には相阿弥の作庭と伝わる苔庭に三尊石組を配した「龍吟庭」という3つの枯山水庭園があります。
また、書院の南側に配されている阿吽の庭「滹沱底」(こだてい)」は、白砂が敷き詰められた石庭の東と西に基礎石が置かれており、対をなしていることから阿吽の石庭と呼ばれています。なお、阿吽の基礎石は、豊臣秀吉が建てた聚楽第のものと伝えられています。
開祖堂前庭「鶏足山(けいそくざん)」は、苔地に石畳、灯籠などが置かれています。
- 所在地
- 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町82-1
- TEL
- 075-491-7635
- 宗派
- 臨済宗大徳寺派南派
- 創建
- 文亀2年(1502年)頃
- 開基
- 畠山義元・大内義興・大友義長、東渓宗牧(開山)
- 文化財
本堂(附:玄関)、表門、木造釈迦如来坐像(重要文化財)
- 料金
350円
- 時間
9:00~16:30
- 交通アクセス
市バス「北大路堀川」下車、徒歩7分
市バス「大徳寺前」下車、徒歩3分- 近郊の観光スポット
-
- 黄梅院 [ 約40m ]
- 興臨院 [ 約70m ]
- 瑞峯院 [ 約70m ]
- 大徳寺 [ 約200m ]
- 総見院 [ 約260m ]
- 玉林院 [ 約270m ]
- 高桐院 [ 約280m ]
- 大仙院 [ 約280m ]
- 建勲神社 [ 約460m ]
- 玄武神社 [ 約460m ]
- 今宮神社 [ 約570m ]
- 上品蓮台寺 [ 約780m ]
- 水火天満宮 [ 約830m ]
- 妙蓮寺 [ 約870m ]
- 茶道総合資料館 [ 約880m ]
- 妙覚寺 [ 約920m ]
- 千本ゑんま堂 [ 約940m ]
- 手織ミュージアム 織成舘 [ 約940m ]
- 本法寺 [ 約960m ]
※ [ ] 内は、龍源院からの直線距離
関連するレポート記事

禅寺の庭園を巡る ~大徳寺~
正和4年(1315年)に創建された禅宗の大寺院です。 応仁の乱で荒廃しますが、一休和尚によって再興されました。 千利休の寄進によって完成された三門・金毛閣や国宝...
※このページの内容は掲載時点での情報です。変更となる可能性がありますので、お出掛けの際は事前にご確認ください。