永観堂 えいかんどう
- 聖衆来迎山
- 無量寿院
- 禅林寺
- 無量寿院永観堂
九世紀前半の文人として知られる藤原関雄の山荘がありました。この地に、弘法大師の高弟真紹僧都によって文徳天皇の855年(斉衡2)に創建され、863年(貞観5)には清和天皇より勅許によって禅林寺の寺号を賜わり、以来禅林寺といいます。
みかえり阿弥陀如来
1082年(永保2)2月15日のまだ夜も明けぬころ、おりしも釈迦涅槃の日、禅林寺中興の祖永観は、本尊阿弥陀如来像を安置する須弥壇のまわりで、ひとり日課の念仏行道を修していました。 ふと気がつくと、いつの間にか本尊の阿弥陀如来像が須弥壇から降り、永観の先に立って念仏行道をはじめられました。あまりのありがたさに、永観は堂の隅に立ち止まり、感涙してしまいました。永観が歩みを止めたのに気がつくと、阿弥陀如来は左に振り返り「永観おそし」と言葉を発せられました。末代の衆生済度の証拠に、この姿を永くとどめたまえと永観が祈ると阿弥陀如来像は振り返った姿のままとなったといわれています。
もみじの永観堂
約3000本のモミジが境内に広がっています。永観堂庭園から多宝塔に至る廊下や通路、庭園や前庭、多宝塔から見下ろした紅葉など美しい紅葉ポイントが目白押しでとても素晴らしいです。
ミシュラングリーンガイド
【永観堂】・【みかえり阿弥陀像】・【絹本着色山越阿弥陀図】が一ツ星に選ばれています。
- 所在地
-
〒606-8445
京都市左京区永観堂町48 - TEL
- 075-761-0007
- FAX
- 075-771-4243
- 正式名
- 聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺
- 創建年
- 853年(仁寿3)
- 山号
- 聖衆来迎山(しょうじゅらいごうさん)
- 宗派
- 浄土宗西山禅林寺派
- 本尊
- 阿弥陀如来(重要文化財)
- 開基
- 真紹
- 文化財
- 絹本著色山越阿弥陀図・金銅蓮花文磬・亀山天皇宸翰禅林寺御起願文案(国宝) 木造阿弥陀如来立像・絹本著色薬師如来像・当麻曼荼羅縁起ほか(国・重要文化財) 阿弥陀堂・釈迦堂・納骨堂・鐘楼・勅使門・中門(府・文化財)
- 料金
- 一般 600円
小中高生 400円
※寺宝展開催中(一般1,000円、小中高校生400円、夜間拝観600円) - 時間
- 9:00~17:00(16:00受付終了)
- 駐車場
- 無し(岡崎公園駐車場を利用)
- 交通アクセス
- 市バス「南禅寺永観堂道」下車,徒歩約3分
市バス「東天王町」下車,徒歩約8分
地下鉄東西線「蹴上」駅下車,徒歩約15分 - 公式Webサイト
- https://www.eikando.or.jp/
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