京都の観光スポット

じょうしょうじ

常照寺

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鷹峯 常照寺

吉野太夫菩提所 常照寺は吉野太夫ゆかりの寺とも呼ばれています。
常照寺のある鷹峯は、優しく緩やかな姿をみせる鷹峰三山(鷹ヶ峰・鷲ヶ峰・天ヶ峰)鷹ヶ峰の南麓一帯で、左大文字山のさらに北、秀吉が築造した「御土居」の外側、京の七口・長坂口の北西部です。紙屋川が流れ、北丹波を結ぶ街道筋の情景の豊かな地です。また鷹峯一帯は江戸時代初頭の一時期には「光悦村」と呼ばれています。
女性の寝姿にも喩えられる三山を望む、緩やかな佇まいの常照寺は市内より1週間ほど遅れて開花するという参道や境内の吉野桜をはじめ、太白桜・鬱金桜(うこんざくら)・紅枝垂桜など約100本の桜。また、初夏からの青もみじ・サツキ、紫陽花、蓮など、そして秋の紅葉など四季を通じて花の寺としても人気があります。境内の吉野太夫の好んだ吉野窓を配した「遺芳庵」では月釜の「吉野茶会」が催されて、毎年行われている「吉野太夫花供養」では参道から特に賑わいます。

光悦村 檀林の寺 常照寺

常照寺の開基は琳派の祖と呼ばれる「本阿弥光悦」。光悦は江戸時代の初め1615年(元和元年)57歳の時に家康から鷹峰を拝領し、親類縁者や彼を慕う画家、陶芸家、工匠らと移り住み、共に暮らし、残り20年余の晩年を過ごし、光悦村と呼ばれた芸術の郷を築きます。
開山は日蓮宗中興の祖とされた寂照院日乾上人。日蓮宗の熱心な信者でもあった光悦は翌年には土地を寄進し、養子光瑳の発願で寂照院日乾上人を招じ、請じられた日乾上人は多いときには300人を越える学僧たちが厳しい戒律の中、修行に勤しんだと言う学僧の修行道場「鷹峰檀林」を開きます。そののち、明治まで常照寺は檀林の寺(だんりんのてら)と呼ばれています。

吉野太夫花供養

源光庵からの参道を行くと「吉野門」と名付けられた朱塗りの門があります。この門は光悦を介し、女人成仏を説く日乾上人に帰依した吉野太夫が寄進したものです。武士の子と言う吉野太夫(二代目)は幼少のころから禿(かむろ)として抱えられ、十四歳で太夫になったっという、あらゆる芸事に秀で極め、その圧倒的な美貌と格式そして品性を称えられ、遠くは中国・明から恋文まで届いたと言うほど名を知られていたと言い、また、御所に昇殿することまで許される五位の位を持つ稀代の太夫でした。
吉野は二十六歳の時に光悦とも交流のあった二十二歳の豪商灰屋紹益に身請けされ、駆け落ち同然に結ばれます。やがては吉野のゆかしい人柄や才色兼備さなどを知った紹益の親からの勘当も解け、許されます。この頃の吉野は物語となり井原西鶴の「好色一代男」の人情話や歌舞伎の戯曲などさまざまに残っています。
そして、僅か十二年後の1643年(寛永二十年)吉野は三十八歳の若さで紹益に先立ちます。残された紹益は悲しみに明け暮れ「都をば花なき里となしにけり吉野の死出の山にうつして」と歌を詠んでいます。常照寺には遺言により日乾上人廟の裏手に「吉野の墓」や「紹益の歌碑」「吉野と夫の灰屋紹益との比翼塚」が立ちます。
毎年、4月の第二日曜日に太夫を偲び、植えられた桜が満開の頃「花供養」が行われます。源光庵から100mほどの常照寺参道を禿・大傘持ち・女中らを従えた島原の太夫が高下駄で内八文字を描きながら艶やかに歩きます。常照寺境内に入り、法要・墓前供養・舞の奉納などが執り行われ、境内に設けられた野点茶席では大夫のお点前もいただけます(常照寺境内には有料の「入門券」が必要です)。

吉野茶会、月釜

吉野太夫花供養などの基盤となる吉野会で、毎月第一日曜に、遺芳庵(吉野席)で吉野茶会、月釜が催されます。
この会は一年間(10回)の会員券を5000円で6月1日(第一日曜)より売り出し、7月第一日曜が初会となります。臨時会費は1000円で毎回どなた様も参加していただけます。 
よそのお茶会と異なり、観光客も気楽に入れる茶会で、風情を楽しんで頂けます。先生の趣向に依りますが、お抹茶と、普段はしめてある遺芳庵の吉野の丸窓のお席に入って御煎茶や香煎も頂けて、お茶に入る方はその日は拝観料を頂かず、お茶の受け付けで臨時会費(1000円)又は会員証(年間10回5000円)提示で、お茶も拝観も楽しんで頂けます。
お作法は皆様のまねをして頂いたら、大丈夫です。

※普段は非公開の太夫ゆかりの茶席遺芳庵(いほうあん)には壁一面の大丸窓、底辺が切れて直線の吉野が好んだという吉野窓があります。完全な円と言うのは仏教では「仏」悟りを示すと言い、吉野大夫は完全ではない自分を悟っていたと言います。

別名
檀林の寺(だんりんのてら)、吉野の寺(よしののてら)
所在地
〒603-8468 京都市北区鷹峰北鷹峰町1
TEL
075-492-6775
FAX
075-492-1727
正式名
常照寺
山号
寂光山
宗派
日蓮宗
本尊
十界大曼荼羅
創建
1616年(元和2)
開基
本阿弥光悦。寂照院日乾上人を招じ開山
料金

大人 300円
小人 150円

時間

8:30~17:00

駐車場

有り(15台、有料)

交通アクセス

市バス「源光庵前」下車、徒歩約2分

備考

観光バスで拝観の場合予約必要

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※ [  ] 内は、常照寺からの直線距離

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