泉涌寺 せんにゅうじ
- 総本山
- 御寺
- みてら
真言宗泉涌寺派の総本山
このお寺は、法輪寺(後に仙遊寺と改称)として弘法大師によって建立されました。後に1218年に宋から帰朝した月輪大師が再興し、寺名を泉涌寺に改めたといわれています。以後、歴代の天皇、皇室から厚い崇敬を受け、皇室の御香華院(菩提所)として栄えました。
毎年1月成人の日に行われる七福神巡りは新春恒例です。
日本最大の涅槃図
毎年3月のお釈迦様の命日である「涅槃会(ねはんえ)」には、仏殿に極彩色の涅槃図を掲げます。その大きさは日本最大級で、縦16メートル、横8メートルにもなります。あまりに大きいため、天井から床にかけて、コの字に配されます。普段は非公開ですが、毎年3/14~16のみ公開されます。
また仏殿の内部には運慶作と伝わる「三世三尊仏」が安置されています。三世三尊仏は、「阿弥陀如来」「釈迦如来」「弥勒如来」が、それぞれ守護尊として三世にわたって人類の平和と幸福を祈念しています。そして、三尊仏の背壁には飛天、鏡天井には雲龍、裏堂壁には白衣観音が描かれていますが、いずれも狩野探幽の筆によるものです。
美人祈願
国に実在した絶世の美女、楊貴妃観音像が安置されている楊貴妃観音堂があります。開山と仰がれている月輪大師・俊じょう(がちりんだいし・しゅんじょう)が中国での修業時に請来(しょうらい)された像で、楊貴妃の夫である玄宗皇帝が亡き楊貴妃の冥福を祈ってつくったと伝えられています。
泉涌寺の楊貴妃観音像は、たいへん穏やかで美しいお顔で、日本一美しい観音像とも言われていて、参拝に訪れた人々に優しくほほえみかけているかのようです。
観音堂は「楊貴妃のような美しい女性になれますように」と、美人祈願のご利益を授かりに訪れる女性参拝者があとを絶ちません。
- 所在地
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〒605-0977
京都市東山区泉涌寺山内町27 - TEL
- 075-561-1551
- 正式名
- 総本山 御寺 泉涌寺
- 創建年
- 斉衡3年(856年)
- 山号
- 東山(とうざん)、泉山(せんざん)
- 宗派
- 真言宗泉涌寺派
- 本尊
- 釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来
- 開基
- 神修上人
- 文化財
- 泉涌寺勧縁疏・附法状(国宝) 大門・仏殿・木造観音菩薩坐像ほか(国・重要文化財)
- 料金
- 伽藍拝観
大人 500円
中学生以下 300円
特別拝観
500円
小学生以下は同伴者がいる場合は無料 - 時間
- 9:00~16:30(12月1日~2月末日までは16:00まで)
※毎月第4月曜日、『心照殿』(宝物館)は休館 - 駐車場
- 有り(20台、無料)
- 交通アクセス
- JR・京阪電車「東福寺」駅下車,徒歩約20分
市バス「泉涌寺道」下車,徒歩15分
※【市バスを利用される方へご注意!】市バス202、207、208は循環バスです。必ず東向きに運行しているバスにご乗車ください。 - 公式Webサイト
- https://www.mitera.org
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