野宮神社 ののみやじんじゃ
かつて日本では、天皇の代わりに神にお仕えする者として、未婚の皇女または女王から選定された斎宮(さいくう)が、三重県・伊勢にある「伊勢神宮」に派遣される慣習がありました。このとき、伊勢神宮へ行く前の1年間、斎宮の身を清める場所として機能していたのが現在の野宮神社です。
嵯峨野の清らかな場所を選んで建てられており、黒木鳥居と小柴垣は平安の風情を醸し出しています。
また、源氏物語、謡曲野宮で、嵯峨野巡りの起点として多くの方が訪れられます。縁結び、子宝安産の神様としてあがめられており、多くの参拝者が訪れます。
神石(亀石)
神石「お亀石」と呼ばれる石が境内にあります。名前の通り亀の形に似ています。そのご利益は願い事をしながらこの石を撫でると1年以内に願い事が叶うと言われています。
黒木鳥居
野宮神社の鳥居は、樹皮のついたままの鳥居で、黒木鳥居といいます。この形式は鳥居の中で原始的で最も古いものです。
黒木の鳥居は、天照大神(あまてらすおおみかみ)に奉仕する斎王が、悪霊などにとりつかれないように建てられたもので、斎王を守ったと伝えられています。
- 所在地
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〒616-8393
京都市右京区嵯峨野宮町1 - TEL
- 075-871-1972
- 正式名
- 野宮神社
- 御祭神
- 野宮大神(天照皇大神)
- 例祭
- 10月第3日曜日
- ご利益
- 縁結び
- 料金
- 無料
- 時間
- 9:00~17:00
- 交通アクセス
- JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩10分
京福電車「嵐山駅」下車、徒歩10分
阪急「嵐山駅」下車、徒歩15分
市バス61・62系「野ノ宮」下車、徒歩5分 - 公式Webサイト
- http://www.nonomiya.com/
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