平野神社
平野神社
お花見 桜と鳥居
Photo by西村政明
平野神社 桜と門
Photo byKOZY
桜ナメの提灯
Photo byKOZY
平野神社

平野神社 ひらのじんじゃ

延暦年間(九世紀初頭)の平安遷都に伴って大和から遷座した今木神、久度神、古開神・比売神の四座を祀られ、奈良から京都に遷された唯一の社と伝わります。歴朝の崇敬はきわめて厚く、祭日は皇太子御参向、親王諸王大臣以下参列としていました。
一見の本殿は国指定重要文化財、寛永年間(1624~1644)の建築で寛永2年(1625)南殿を、同寛永9年(1632)北殿が建立。東向きの「平野造り」又は「比翼春日造り」とよばれ、一間社春日造りの四殿を二殿ずつ連絡し左右両殿の間に横棟を渡して「合の間」をつくり正面に向拝をつけた、一見して三間社のように見える独持の形式になっています。

見どころ

京都の桜の名所として平安時代から名高く、「魁(さきがけ)桜」「寝覚桜」「平野妹背桜」「手弱女桜」「突葉根桜」など50種、約400本もの桜が植えられ、3月中旬~4月下旬ごろまでと長い期間お花見を楽しんでいただけます。なかでも紅枝垂れ桜、吉野桜が咲く4月初旬は空を覆い尽くすほどの豪華さです。毎年、花山天皇お手植えの桜に因み、織姫など王朝風俗の雅な行列が展開される桜祭が開催されます。また、「平野の夜桜」として楽しまれ、桜苑やご本殿前などは昔ながらに優しい灯りの夜桜を楽しんでもらいたいと、町内にある衣笠小学校の児童画を照明に使い児童画の桜も鑑賞してもらっています。この絵は4月から新4生になる児童に毎年描いてもらっています。

【桜の本数】 約400本

霊石「すえひろがね」

拝殿のすぐ左横にある「すえひろがね」は、餅鉄(べいてつ)とも呼ばれる石で、昔はこの石に神さまが宿っていると信仰されており鉄尊様(てっそんさま)と崇められていたそうです。
国内最大級の大きさだといわれ、重さ200kg、高さ80cm、厚さ27cmと大きく、鉄分約70%あり磁石を引き付ける不思議な石です。
御神木の樹齢400年以上と言われるパワースポットのクスノキの周りを廻った後に「すえひろがね」に触れると未知なる力を授かれるともいわれています。

御朱印

※いただける御朱印の種類は、期間によって変わる場合があります。

所在地
〒603-8322
京都市北区平野宮本町1
TEL
075-461-4450
正式名
平野神社
創建年
794年(延暦13)
御祭神
今木神、久度神、古開神、比売神
例祭
4月2日
ご利益
良縁、安産
文化財
本殿(国・重要文化財)
料金
無料
時間
6:00~17:00
駐車場
有り(自家用車17台分、4/10は駐車不可)
交通アクセス
市バス「衣笠校前」下車、徒歩3分
公式Webサイト
https://www.hiranojinja.com/

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