妙満寺の緋色
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妙満寺
洛北、春盛り
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雪の庭(#2)
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緑溢れる庭園 妙満寺・雪の庭
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比叡をのぞむ
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妙満寺 みょうまんじ

日什大正師が創建、1389年(康応1)六条坊門室町に妙満寺を建立し根本道場としました。その後、応仁の乱など幾度かの兵火に遭い、その都度、洛中に寺域を移し興隆してきましたが、1583年(天正11)豊臣秀吉の時代に寺町二条に移され400年にわたり「寺町二条の妙満寺」と親しまれてきました。その後、都市化が進み現在の岩倉に移りました。

春の桜に初夏のツツジ、秋の紅葉など境内では四季折々の風景が楽しめます。特に3000株ものツツジがお寺を彩る風景は圧巻です。

安珍・清姫伝説の鐘

1359年(正平14)3月11日、道成寺では安珍、清姫の伝説以来、永く失われていた鐘を再鋳し、鐘供養を盛大に営みました。その席に一人の白拍子が現われ、呪力で鐘を落下させると、蛇身に変わり日高川へと姿を消してしまいます。その後、近隣に災厄が続いたため、清姫のたたりと恐れた寺は鐘を竹林に埋めました。後に、その話を聞いた「秀吉根来攻め」の大将・仙石権兵衛が掘り起こし、京都に運び込み、妙満寺に納めました。鐘は供養で恐念を解かれ、鳴音美しい霊鐘となりました。道成寺を演じる芸能人はこの鐘に芸道精進を祈ります。

仏舎利塔

境内にそびえ立つ仏舎利を収めた「仏舎利大塔」は1973年インドのブッタガヤ大塔を模して建造されたものです。異国情緒が漂い、妙満寺のシンボル的存在となっています。この塔の最上階には当山に古くから伝わる仏舎利をおさめ、一階に日蓮聖人の顕されたご本尊と久遠本仏釈迦牟尼仏のご尊像をおまつりしています。

雪の庭

比叡山を借景とする「雪の庭」は、松尾芭蕉の師で俳諧の祖として知られる松永貞徳が造園したものです。清水成就院の「月の庭」、北野成就院(廃寺)の「花の庭」とともに、雪月花三名園と呼ばれています。石畳と白砂が美しい枯山水庭園です。

妙満寺の塔頭

正行院、法光院、成就院、大慈院

所在地
〒606-0015
京都市左京区岩倉幡枝町91
TEL
075-791-7171
正式名
妙満寺
創建年
1389年(康応1)
山号
妙塔山
宗派
顕本法華宗
本尊
三宝尊
開基
天王寺屋通妙
文化財
法華経要文和歌懐紙(国・重要文化財) 絹本著色弥勒下生変相図(府・有形文化財)
料金
600円
時間
本坊 9:00~16:00(受付終了)
境内 6:00~17:00
交通アクセス
京都バス「幡枝」下車,徒歩約3分
叡山電鉄「木野」駅下車,徒歩約5分
地下鉄「国際会館」駅下車,徒歩約20分
公式Webサイト
https://myomanji.jp/

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