長徳寺
長徳寺

長徳寺 ちょうとくじ

早咲きのおかめ桜が有名な寺

出町柳駅すぐの場所に位置する「長徳寺」。その山門前にあるおかめ桜が有名で、他の京都市内の桜より早めの3月上旬に開花するところから、京都に春の到来を告げる桜として知られています。
また、長徳寺がある鴨川と高野川の合流点は砂が多く、砂川という小川が流れていたこともあり、正定院・常林院と合わせて「砂川の三軒寺」と言われています。なお「砂の三軒寺」は萩の生育に適しているので、萩の寺でも知られています。

通常非公開寺院ですが、桜は山門前にあるため見学・撮影は可能で、また山門右横の地蔵堂のガラス面に映るおかめ桜は美しく必見です。

歴史

江戸時代初期の1605年に摂津溝口領主・長谷川宗仁(はせがわそうにん)が万愚牛廊を開山として裏寺町に創建したと言われています。その後焼失し、1672年(寛文12年)に現在の場所に移りました。なお、長谷川宗仁は安土・桃山時代から江戸初期にかけて活躍した茶人、武将で信長、秀吉、家康に仕えたことで知られています。

所在地
〒606-8204
京都府京都市左京区田中下柳町34番地の1
TEL
075-781-3080
山号
報恩山
宗派
浄土宗
本尊
阿弥陀如来
開基
長谷川宗仁
交通アクセス
京阪電車鴨東線「出町柳」駅下車 徒歩約2分
叡山電鉄「出町柳」駅下車 徒歩約2分
市バス、京都バス、京阪バス「出町柳駅前」下車すぐ
公式Webサイト
http://otera.jodo.or.jp/temple/29-036/

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