
みょうほういん
妙法院
天台宗の門跡寺院
三十三間堂を塔頭に持ち、青蓮院、三千院と共に「天台宗三門跡」と称される程の格式のある寺院です。幕末に三条実美ら7卿が長州藩士と西下し長州に逃れる「8・18の政変(七卿の都落ち)」の舞台となった場所でもあります。
妙法院の建物内は通常非公開ですが、境内は自由に立ち入りができます。
庫裏
桃山時代に作られた庫裏は、豊臣秀吉の「千僧供養」の際に使われた台所とされています。秀吉は方広寺の大仏殿を作った後、先祖の供養をするために毎年のように千僧供養を行っているのですが、その時の僧侶たちの食事を作った場所です。
入母屋造で、3層の屋根の上には「煙出し」がつけられるなど、豪壮な建物となっています。内部は土間、板間、座敷の3つに分かれており、土間と板間には天井板が張られていないため、建物の構造がじかに見える形です。
国宝に指定されています。
宸殿
宸殿は檜皮葺のとても大きな建物で、中の仏間には中世以降の歴代天皇と皇后の位牌があり、祥月の法要なども行われています。また障壁画や歌人のかるた絵などが特別公開の際には展示されます。
本堂「普賢堂」
本堂には象の上に仏様が乗る姿が印象的な普賢菩薩が本尊として祀られています。その他、狩野派の障壁画で飾られている江戸初期の大書院、大玄関が重要文化財に指定されています。さらに国宝の秀吉に宛てられた「ポルトガル国印度副王信書」など多数の寺宝を有しています。
- 所在地
- 〒605-0932 京都市東山区妙法院前側町447
- TEL
- 075-561-0467
- 正式名
- 妙法院門跡
- 山号
- 南叡山
- 宗派
- 天台宗
- 本尊
- 普賢菩薩
- 創建
- 平安時代初期
- 開基
- 最澄
- 文化財
庫裏、ポルトガル国印度副王信書(国宝)
大書院、木造普賢菩薩騎象像、絹本著色後白河法皇像ほか(重要文化財)- 料金
通常非公開
- 交通アクセス
市バス「東山七条」下車、徒歩3分
- 近郊の観光スポット
-
- 智積院宝物館 [ 約210m ]
- 京都国立博物館 平成知新館 [ 約230m ]
- 京都国立博物館 明治古都館 [ 約230m ]
- 豊国神社 宝物館 [ 約290m ]
- 新日吉神宮 [ 約310m ]
- 豊国神社 [ 約320m ]
- 智積院 [ 約340m ]
- 養源院 [ 約340m ]
- 河井寛次郎記念館 [ 約380m ]
- 方広寺 [ 約390m ]
- 法住寺 [ 約420m ]
- 三十三間堂 [ 約440m ]
- 若宮八幡宮 [ 約560m ]
- 京都陶磁器会館 [ 約570m ]
- 安祥院 [ 約640m ]
- 新熊野神社 [ 約690m ]
- 六波羅蜜寺 [ 約780m ]
- 茶わん坂 [ 約820m ]
- 産寧坂 [ 約830m ]
- 西福寺 [ 約850m ]
- 六道珍皇寺 [ 約900m ]
- 八坂庚申堂 [ 約930m ]
- 京の焼き物 泉涌寺 わくわく [ 約950m ]
- 霊源院 [ 約970m ]
- 八坂の塔 [ 約970m ]
- 即成院 [ 約980m ]
- 瀧尾神社 [ 約980m ]
- 清水寺 [ 約990m ]
※ [ ] 内は、妙法院からの直線距離
- 近郊の宿
-
- ハイアットリージェンシー京都 [ 約330m ]
※ [ ] 内は、妙法院からの直線距離
※このページの内容は掲載時点での情報です。変更となる可能性がありますので、お出掛けの際は事前にご確認ください。