銀閣寺
室町幕府の8代将軍足利義政が造営した山荘を起源とする慈照寺。その庭園は苔寺を手本に作庭したものと伝わります。東山の麓に広がる庭は斜面を活かした景観で、観音堂の前に佇む錦鏡池(きんきょうち)の水辺から斜面まで、100種以上の様々な苔で覆われています。苔が生えているところは立ち入り禁止になっているので、絨毯のような広がる苔の世界に魅了されます。
京都は地形的に湿気が溜まりやすく、苔がむしやすい場所でもあります。
その京都の東側に連なる東山の山腹には、苔が似合う多くの寺社があります。
日本風情が漂う苔庭がある銀閣寺や法然院、建仁寺、東福寺など、古刹とモスグリーンの調和を楽しむことができるコースです。
長い歳月をかけて息付いている苔は、湿潤な気候の京都の歴史を感じさせてくれる存在です。
いつもより目線を少し下げ、心安らぐしっとりした時間をお楽しみください。
室町幕府の8代将軍足利義政が造営した山荘を起源とする慈照寺。その庭園は苔寺を手本に作庭したものと伝わります。東山の麓に広がる庭は斜面を活かした景観で、観音堂の前に佇む錦鏡池(きんきょうち)の水辺から斜面まで、100種以上の様々な苔で覆われています。苔が生えているところは立ち入り禁止になっているので、絨毯のような広がる苔の世界に魅了されます。
徒歩 約6分
緑豊かな法然院は、苔むした茅葺き屋根の数寄屋造りの山門が出迎えてくれます。山門をくぐると、両側に「白砂檀(びゃくさだん)」と呼ばれる白い盛り砂があり、この白砂檀の間を通ることで心身が清められ、仏様のおられる浄域に入ることができると言われています。白砂檀の間をまっすぐ伸びる道を進むと、苔が生える庭が広がり、日常の喧騒を忘れてくれる癒しの空間が広がります。山際にある寺だけあって、自然豊かで、苔も生き生きとしています。
徒歩 約7分
市バス 「真如堂」乗車〜「祇園」下車,徒歩約5分
臨済宗建仁寺派の総本山で、京都最古の禅刹です。境内全体に禅刹の雰囲気を色濃く出しており、寺の中心部に位置する方丈を囲むように、色々な趣の庭園が広がります。中でも中庭の「潮音庭(ちょうおんてい)」は一面が苔むしており、濃い緑色が絵画のように美しい空間を作っています。四方を建物と回廊で囲まれているので、好きな角度から自由に眺めることができるのも楽しみのひとつです。
徒歩 約8分
京阪電車 「祇園四条」駅乗車〜「東福寺」駅下車,徒歩7分
臨済宗東福寺派の大本山、東福寺。紅葉の名所としても有名ですが、昭和を代表する作庭家、重森三玲が手掛けた本坊庭園も見逃せません。本坊庭園は釈迦成道を表現しており、方丈を囲んで東西南北に4つの庭を配しています。なかでも、緑豊かな苔と、グレーの板石とのコントラストが鮮やかな市松模様を配した北庭は、大変芸術的で目を奪われます。東庭は7つの円柱と、砂、苔、背後の石垣を配置して、夜空に輝く北斗七星を表現。4つの庭園はそれぞれ趣が異なり、見る者を魅了します。
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