京都紅葉めぐり~大原界隈を巡る~
京都の洛北の地に広がる、大原。三千院などが位置する山間部の大原は、市街地に比べ、比較的紅葉が早く始まります。京都の中心部から少し離れているので、ゆっくりとした静かなひとときを過ごすことができるでしょう。まずは、ここから雅やかな京の紅葉をご紹介します。
-
四方正面の池が本堂の東側にあり、四方どの面から見ても美しく、池の中を鯉が優雅に泳ぎ、水の音が耳に心地よい小さな滝があります。周囲を回って四面から見られるように小径がつけられています。
徒歩 【約30分】
-
自然の地形を巧みに利用した境内には、客殿や宸殿が建ち、豊臣秀吉の建立と伝わります。有清園・聚碧園と呼ばれる2つの美しい庭園があり、敷き詰めた苔に散り落ちた赤や橙の色模様も見事です。門前もカエデのトンネルで、頭上を覆う紅葉も美しいです。
徒歩 【約13分】
-
宝泉院には、盤桓園(ばんかんえん)、鶴亀庭園、宝楽園の3つの庭園があり、額縁庭園として様々な角度から鑑賞する紅葉は見事です。
徒歩 【約10分】
-
来迎院は、平安時代前期、聖応大師良忍(りょうにん)上人が建立した、天台声明の音律の根源の地で、1109年(天仁2年)に融通念仏の祖とされる良忍がこの寺に入寺して再興しましたが、たびたび焼失し、その度に再建され現在の建物は天文年間(1532年-1555年)に再建されたものです。
本堂には重要文化財である藤原時代の「木造薬師如来坐像」「木造阿弥陀如来坐像」「木造釈迦如来坐像」が安置されています。
関連するレポート記事
京都の庭園30選 〜大徳寺・御室方面~
大徳寺の塔頭のひとつで、慶長6年に細川忠興が建立。肥後細川家の菩提寺であり、戦国時代の名将細川忠興と妻である細川ガラシャが眠る場所でもあります。 方丈前...
奥嵯峨・祇王寺
嵐山エリアには数多くの神社仏閣がありますが、少し離れた奥嵯峨にある祇王寺です。 祇王寺といえば苔、というぐらい苔の名所です。 玄関先から上質な苔がお出迎え...
京の都は将軍塚から始まりました
将軍塚青龍殿は紅葉の穴場とされています やはり交通アクセスが不便だからです…が循環バスやピストンバスが 運行されていますので 是非 大舞台から京都市内を眺...
※このページの内容は掲載時点での情報です。変更となる可能性がありますので、お出掛けの際は事前にご確認ください。