2016年の干支は申。申(猿)は山の賢者で、山神さまの使いとして、古くから親しまれてきました。また、申という字にはまっすぐに伸びるという意味があり、邪気を払って厄難を取り去るとも言われます。
今回は、京都の申にまつわるスポットをご紹介します。
嵐山 岩田山
嵐山の支峰の一つ、岩田山の中腹には「嵐山モンキーパークいわたやま」があります。園内には約120頭のニホンザルが暮らしています。山頂にはエサ場と展望台があり、京都市内を一望できるスポットとなっています。
▼「嵐山」へのアクセス
阪急嵐山線「嵐山駅」下車、徒歩約5分
京福電気鉄道嵐山本線「嵐山駅」下車、徒歩約5分
京都縦貫道沓掛ICから約15分
名神高速京都南ICから約40分
赤山禅院
京都御所の表鬼門にあたる赤山禅院。拝殿の屋根にいる「神猿(しんえん)」が表鬼門を守護しています。
▼「赤山禅院」へのアクセス
叡山電車「修学院駅」下車、徒歩約20分
市バス「修学院離宮道」下車、徒歩約20分
八坂庚申堂
八坂庚申堂は、東京の浅草寺、大阪の四天王寺とともに日本三大庚申堂の一つに数えられます。境内には庚申さんのお使いの三猿と心願成就の「くくり猿」が多くくくられており、これらの霊力により縁結びの御利益もあると言われています。
▼「八坂庚申堂」へのアクセス
市バス「清水道」下車、徒歩7分
新日吉神宮
新日吉神宮の本殿脇には、猿の姿をした神様のお使いの「狛猿」がいます。「魔が去る」「何よりも勝る」の語呂合わせから、災厄を退けて幸福を授けてくれるそうです。狛猿は、神猿が夜な夜な動き出すのを防ぐために、狛猿は金網の中に入れられています。
▼「新日吉神宮」へのアクセス
市バス「東山七条」下車、徒歩3分
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