祇園祭2016 屏風祭り ~藤井絞さんを訪ねて~

祇園祭の屏風祭り

山鉾巡行が「動く美術館」なら屏風祭は「静の美術館」とも言われています。
今回、藤井絞さんの屏風祭りを取材させていただきました。

藤井絞さんは新町通と蛸薬師通の交差点を北に少し行ったところにあります。
今回取材のため特別に館内に入らせていただき撮影させていただきましたが、通常は外の窓から館内を見る形となります。

館内

館内には数々の屏風、そしてミニチュアの鉾、生け花が飾れています。
もっとも古い屏風は江戸初期のものだそうです。

念仏狂言図

三宅凰白作の念仏狂言図です。壬生狂言のなかで最も重要なものと言われる「桶取」という演目を演じに行く直前の様子が描かれていると推定されています。

四季の図

六曲一双の屏風で右から春夏秋冬それぞれの季節の花が描かれています。
春は桜やタンポポ、蝶々、夏はコウボネ、秋は牡丹や桔梗、すすきや鶴、冬は雪の積もった松と橋が描かれています。

浜松鶴図屏風

六曲一双の屏風で鶴と海、浜松が描かれています。京都の画家によって描かれた屏風ですが作者は不明だそうです。

他にも多くの屏風が展示されています。

ミニチュアの鉾

館内には鉾のミニチュアも。まるで本物かの様な精巧な作りです。

藤井絞さんでは14日〜16日の前祭の宵山と、21日〜23日の後祭の宵山の期間屏風祭りを催されています。

藤井絞株式会社
http://fujiishibori.jp/

アクセス

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