お家でお花見 | 京都の一本桜
凜とした姿ですっくと立ち、大きく枝を広げて咲き誇る一本桜。樹齢が何百年もある老樹や物語のある名木も多く、圧倒的な存在感を醸し出しています。
力強く、気高く立ち尽くす一本桜を見て、あふれる生命力を感じ、パワーを充填しましょう。
常照皇寺
京都市の最北に位置しており気温の低い北部エリアのため、桜の開花も遅めです。「左近の桜」「御車返しの桜」「九重桜」の3本が有名で、国の天然記念物にも指定されています。
上賀茂神社
樹齢150年の斎王桜、御所桜や馬出しの桜、鞭打ちの桜など多くの名木が並びます。
本満寺
その美しさは京都でも随一といわれる枝垂桜が有名です。この枝垂桜は円山公園の「祇園枝垂桜」の姉妹樹でもあります。
京都御苑
京都市内の中でも一足早く咲く「出水の桜(でみずのさくら)」、御苑の北側にある旧近衛邸址で濃い紅色や白の花を垂れる「糸桜」、清所門の近くでは「車返桜」など、様々な桜が楽しめます。
妙蓮寺
本堂前に立つ御会式桜(おえしきざくら)は10月から咲き続けて4月8日頃に満開になると言われ、散った花びらを持ち帰ると恋が成就すると伝えられています。
千本釈迦堂
堂の前にある阿亀桜(おかめざくら)が目を引きます。おかめ物語にちなんでその名が付けられた名枝垂れ桜で千本釈迦堂の名物です。見上げると天から桜の花びらが降り注ぐかのようで圧巻です。
※おかめ物語
おかめ(阿亀)とは本堂建築の際に棟梁だった大工の妻の名前で、大工が重要な柱を短く切り過ぎてしまった際、おかめが枡組を使うよう助言して窮地を救ったと言われています。しかし自分の助言で本堂が完成したことがまわりに知られては夫の恥と思い、おかめは上棟式を待たず自害してしまいます。この物語がおかめ信仰の発祥となって、縁結びや夫婦円満、子授けのご利益があるとされます。
佛光寺
大師堂と阿弥陀堂の大きなお堂の前に秩父宮、高松宮、三笠宮が1972年にお手植えされた由緒ある3本の3本の枝垂桜が濃い紅色の花を咲かせます。
円山公園
なんといっても円山公園の園内中央に立つ桜です。通称「祇園の夜桜」で親しまれています。正式名は一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)といいます。この桜は現代二代目です。「初代のシダレザクラ」は昭和13年に天然記念物に指定されましたが昭和22年に枯死してしまいました。現在の桜は昭和3年に15代佐野藤右衛門氏により、初代のサクラの種子を採取し畑で育成したものが同氏により寄贈され昭和24年に植栽されたものです。現在では樹高12m、幹回り2.8m、枝張り10mにも及びます。
高台寺
豊臣秀吉の正室である、ねね(北政所)が秀吉の菩提を弔うために開創した寺で、方丈の前に広がる庭園に立つ1本のしだれ桜が有名です。ライトアップされた姿も美しいです。
大覚寺
境内の東に広がる大沢池の周囲にはソメイヨシノや八重桜が咲き乱れ圧巻の姿を見せますが、その他にも勅使門の傍に立つ枝垂桜が見事でおすすめです。
東寺
境内にはソメイヨシノや河津桜など約200本の桜が咲きほこりますが、なかでも八重枝垂桜「不二桜」は必見です。五重塔とのコラボレーションをぜひお楽しみください。
毘沙門堂
殿前の樹齢150年を超える枝垂桜は30メートルもの枝張りになり、堂々と佇む姿は見事です。
大石神社
ご神木の大石桜は樹高9.5メートルにもなり三月の終わり頃に白い花を咲かせます。大石桜は「山科区民誇りの木」にも指定されています。
勝持寺
別名「花の寺」としても知られており、境内には約100本の桜が植えられています。なかでもおすすめは西行法師(さいぎょうほうし)が植えたとされる「西行桜(3代目枝垂桜)」。境内の鐘楼の傍で美しく咲きほこります。
大原野神社
千眼桜(せんがんざくら)と呼ばれるしだれ桜が有名で、開花してから三日ほどで散ってしまうため、「幻の桜」とも呼ばれています。満開の千眼桜を見ることが出来たら千願の願いが叶うと伝えられています。
正法寺
山内や境内には枝垂桜、八重桜、山桜と数々の桜が咲きほこりますが、なかでも「鳥獣の石庭」に立つ枝垂桜は見事の一言です。
十輪寺
平安時代の歌人・在原業平が晩年を過ごした地で、春になると樹齢200年の「なりひら桜」が美しい花を咲かせます。
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