
おおはらのさと
大原の里
京都の北東、豊かな自然の里
大原は、京都市左京区北東部の比叡山西麓高野川上流部に位置する盆地の名称で、古くは「おはら」と読まれ、小原とも表記されていました。
平安京と若狭湾を結ぶ若狭街道の中継地点として栄え、また延暦寺に近かっので、勝林院・来迎院・三千院・寂光院など多くの天台宗系寺院が建立されました。
かつては戦争や政争による京都からの脱出のルートとしても用いられ、出家・隠遁の地としても知られていました。惟喬親王や建礼門院、大原三寂(常盤三寂)と称された寂念・寂超・寂然兄弟、藤原顕信・西行・鴨長明などの隠遁の地として知られています。
中世以後は薪炭の生産地として有名になり、独自の恰好をした大原女が京都まで薪炭を売り歩き、白川女・桂女と並び称されました。昨今では柴漬や茶、麦粉などの特産でも知られています。
歌やドラマのテーマに
三千院が有名なので元来観光客が訪れる地でしたが、多くの観光客が訪れるようになったのは1965年に三千院のことが歌われた「女ひとり」がヒットしたことや、1972年に放送された大河ドラマ「新・平家物語」の影響が大きいと言われています。
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