醍醐寺 だいごじ
歴史
874年(貞観16)、空海の孫弟子にあたる理源大師・聖宝が、醍醐山上に小堂宇を建立、准胝観音、如意輪観音の両観音像を安置した事に始まります。その後、山深い醍醐山頂上一帯を中心に修験者達の霊場として発展、さらに醍醐・朱雀・村上の三帝による信仰を受け、伽藍も整う事で醍醐寺の基礎は確立して行きました。907年(延喜7)には、醍醐天皇の勅願寺となり薬師堂が建立、五大堂も落成するに至って「上醍醐」の伽藍が完成。醍醐山麓の広大な平地には、926年(延長4)の釈迦堂、951年(天暦5)の五重塔が完成し「下醍醐」の大伽藍が発展しました。
その後、応仁の乱等相次ぐ戦火で下醍醐の堂宇は荒廃、五重塔のみが天暦建立時の姿を今に残しています。
豊臣秀吉による「醍醐の花見」を契機に、1598年(慶長3)現在の金堂を秀吉が紀州湯浅の満願寺から移築する等、豊臣家、徳川家からの援助によって伽藍の復興、寺門の整備がされ、今日の醍醐寺の姿が整いました。
2008年(平成20)8月24日の落雷による火災で、醍醐寺東側の山上にある「准胝観音堂」がほぼ全焼してしまいました。
醍醐の桜
醍醐山上一帯の「上醍醐」と、山麓の「下醍醐」、壮麗な庭「三宝院」とを合わせた広大な境内地を誇ります。
特に醍醐の桜として有名で、豊臣秀吉もここで花見をしたといわれています。
【桜の本数】 約1,000本
ミシュラングリーンガイド
【醍醐寺】・【庭園】が二ツ星に、
【仁王門】・【五重塔】・【三宝院】が一ツ星に選ばれています。
- 所在地
-
〒601-1325
京都市伏見区醍醐東大路町22 - TEL
- 075-571-0002
- FAX
- 075-571-0101
- 正式名
- 醍醐寺
- 創建年
- 874年(貞観16)
- 山号
- 醍醐山、深雪山(上醍醐寺)
- 宗派
- 真言宗醍醐派
- 本尊
- 薬師如来(重要文化財)
- 開基
- 聖宝
- 文化財
- 金堂・五重塔・清滝宮拝殿・木造薬師如来及両脇侍像ほか(国宝) 開山堂・清滝宮本殿・絹本著色阿弥陀三尊像・木造薬師如来及両脇侍像ほか(国・重要文化財) 三宝院庭園(特別史跡・特別名勝) 境内(国・史跡)
- 料金
- 通常期拝観料
(三宝院庭園・伽藍の2箇所)
大人 1000円
中学・高校生 700円
上醍醐入山料
大 人 600円
中学・高校生 400円 - 時間
- 三宝院庭園・殿舎拝観、伽藍(金堂・五重塔 等)
3月から12月第1日曜日までの期間 9:00~17:00(16:30受付終了)
12月第1日曜日の次の日から2月末までの期間 9:00~16:30(16:00受付終了)(春期期間中は拝観時間の変更あり)
入山受付時間(上醍醐※一年を通じて入山可能)
夏期(3月1日~12月第1日曜日) 9:00~15:00
冬期(12月第1日曜日の翌日〜 2月末日)9:00~14:00
※必ず17:00までにふもとへ到着するように下山ください。
※上醍醐登山口女人堂で入山受付が出来なかった場合、必ず上醍醐寺務所において入山受付を行って下さい。 - 駐車場
- 有り(有料:約100台)普通車 1000円
- 交通アクセス
- 地下鉄東西線「醍醐」駅下車,徒歩約10分
京阪バス「醍醐寺前」下車,すぐ(上醍醐寺へは下車後徒歩約60分) - 公式Webサイト
- https://www.daigoji.or.jp/
★★ ミシュラングリーンガイド 二ツ星
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