仁和寺 にんなじ
- 大内山
- 旧御室御所
仁和寺は光孝天皇の勅願で886年(仁和2)に建て始められていましたが、同天皇は寺の完成を見ずに翌年崩御。遺志を継いだ宇多天皇によって、888年(仁和4)に落成、「西山御願寺」と称されましたが、やがて年号をとって仁和寺と呼ばれるようになります。宇多天皇が出家後、伽藍の西南に「御室」と呼ばれる僧坊を建てて住んだ為、「御室(仁和寺)御所」との別称があります。その後も皇族や貴族の特別な保護を受け、歴代の門跡(住職)は、江戸時代が終わるまで皇室出身者が務める事となり、門跡寺院の筆頭として仏教各宗を統括していました。(第30世門跡伏見宮純仁法親王の還俗により宮門跡の歴史は幕を閉じました)
室町時代にはやや衰退し、応仁の乱によって伽藍は全焼、それから1世紀半もの間、現仁和寺の南にある双ヶ丘にて、僅かに堂舎を構えるのみとなります。寛永年間(1624年-1644年)に入り、徳川幕府により伽藍は復興されました。また、寛永年間の皇居建て替えに伴い、旧皇居の紫宸殿、清涼殿、常御殿などが仁和寺に下賜され、境内に移築される事となりました。
見どころ
「御室桜」で有名な古刹。遅咲きの「御室桜」が、古都の桜の見納めとなります。「わたしゃお多福 御室の桜 はなは低とも人は好く」と言われるように、樹高は2~3mと低く、地を這う様に咲き乱れ、花弁は大ぶりで厚く、色も濃いのが特長です。その姿から「お多福桜」とも呼ばれ、名勝に指定されています。
【桜の本数】 約500本
ミシュラングリーンガイド
【仁和寺】・【五重塔】・【庭園】が一ツ星に選ばれています。
御朱印
※いただける御朱印の種類は、期間によって変わる場合があります。
- 所在地
-
〒616-8092
京都市右京区御室大内33 - TEL
- 075-461-1155
- 正式名
- 大内山 仁和寺
- 創建年
- 888年(仁和4)
- 山号
- 大内山
- 宗派
- 真言宗御室派
- 本尊
- 阿弥陀如来
- 開基
- 宇多天皇
- 文化財
- 金堂(国宝) 五重塔・観音堂・中門・黒塗手箱聖教ほか(国・重要文化財) 仁和寺御所跡(国・史跡) 御室(サクラ)(国・名勝)
- 料金
- 御所庭園 大人 800円
霊宝館(期間限定) 大人 500円
特別入山料(御室桜開花期間) 大人 500円
※茶室(遼廊亭・飛濤亭)の拝観につきましては、仁和寺までご連絡ください。 - 時間
- 9:00~17:00(16:30受付終了)
※12〜2月 9:00~16:30 - 駐車場
- 有料
- 交通アクセス
- 京福電車「御室仁和寺」駅下車,徒歩約3分
市バス「御室仁和寺」下車,徒歩約1分 - 公式Webサイト
- https://ninnaji.jp/
- 備考
- 霊宝館
春季特別公開
秋季特別公開
拝観時間 9:00~16:30
特別入山
拝観期間 桜の開花状況により変動
★ ミシュラングリーンガイド 一ツ星
※当サイトに掲載の内容はすべて掲載時点での情報です。変更となる可能性がありますので、お出掛けの際は念の為事前にご確認ください。