芬陀院 ふんだいん
- 雪舟寺
水墨画などで有名な雪舟等楊が庭を作ったといわれることから雪舟寺とも呼ばれています。建物は1691年(元禄4)と1755年(宝暦5)の二度にわたり、火災に遭いましたが、桃園天皇の中宮、恭礼門院の御殿の一棟を賜って移築し再建されました。
雪舟庭園
方丈前の南庭の「鶴亀の庭」は、水墨画家、雪舟が作庭し、石組により造られた鶴亀石が配された優美な苔庭でしたが、二度の火災、そして長い歳月で荒廃し、昭和14年(1939)、重森三玲が復元・修理を行いました。向かって左の石組み「鶴島」は折り鶴を、右の石組みは「亀島」と呼ばれ、2段構えの石組みで亀の甲羅を表しています。「亀島」には雪舟が庭の亀石が動きだしたので、さらに石を立てて押さえたという逸話が残っています
また、方丈東側にある庭は、同じく昭和14年(1939)に重森三玲が作庭したもので、小さいながらも苔と石組が調和した見事な庭で、茶室「図南亭(となんてい)」の丸窓から見る眺めは趣のある佇まいとなっています。
- 所在地
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〒605-0981
京都市東山区本町15丁目803 - TEL
- 075-541-1761
- 正式名
- 芬陀院
- 創建年
- 元亨年間(1321年~1324年)
- 宗派
- 臨済宗東福寺派
- 本尊
- 阿弥陀如来
- 開基
- 一条内経
- 料金
- 大人、大学生、高校生 300円
中学生、小人 200円 - 時間
- 9:00~17:00
(12月~2月 9:00~16:00) - 駐車場
- 有り(無料、東福寺駐車場利用)
- 交通アクセス
- 京阪電車「東福寺駅」下車、徒歩約10分
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