雪の曼殊院
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差し込む光 小書院より
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曼殊院の庭園
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曼殊院
曼殊院
曼殊院の紅葉
Photo by西村政明
竹内門跡の夜灯り
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曼殊院
曼殊院の緋色
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雪の曼殊院
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差し込む光 小書院より
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曼殊院 まんしゅいん

  • 竹内門跡

洛北屈指の名刹

曼殊院は、もともと比叡山西塔北谷にあり東尾坊と称しました。天仁年間(1108~9、平安後期)、学僧、忠尋座主が当院の住持であったとき、東尾坊を改めて曼殊院と称しました。現在の地に移ったのは1656年(明暦2)です。親王は曼殊院を御所の北から修学院離宮に近い現在の地に移し、造営に苦心されたそうです。庭園、建築とともに親王の職見、創意によるところ多く、江戸時代初期の代表的書院建築で、その様式は桂離宮との関連が深く「小さな桂離宮」ともいわれています。

洛北屈指の名刹とされている天台宗の門跡寺院で、青蓮院、三千院、妙法院、毘沙門堂門跡と並び、天台五門跡の1つに数えられています。(門跡とは、皇族や摂家が出家する位の高い寺院の事です。)

名の由来

サンスクリット語で「妙薬」「愛楽」を意味するという「曼殊」。殊の字がちょっと違うのですが、彼岸花である「曼珠沙華」に由来していると言われています。
「天上の花」とも言われる曼珠沙華。
「吉兆しとして、赤い花が天から降って来る」という、仏教の経典に由来しているそうです。

春はキリシマツツジ、秋は紅葉の名所

大書院前に枯山水庭園が広がっていて、国の名勝にも指定されています。白い砂を海に見立てて、2つの島があるように造られており、鶴島と亀島と名付けられています。樹齢400年とも言われる五葉松で鶴を表現し、その根元にあるのが、曼殊院型のキリシタン灯篭です。クリス燈籠、曼殊院燈籠とも呼ばれています。

四季を通して様々な花が咲き誇り、特に、5月の初めごろに咲かせるキリシマツツジは美しく、深紅の花が庭園ととても美しく調和しています。他にも椿、梅、桜、サルスベリ、リンドウ、秋の紅葉も美しく色付きます。

大玄関

大玄関は虎の間、竹の間、孔雀の間と分かれていて、それぞれの部屋の襖には、虎、竹、孔雀が描かれています。中でも、虎の襖絵『竹虎図』は重要文化財に指定されており、狩野派の中でも代表的な画人「永徳」のものだと言われています。

また、本尊は阿弥陀如来、国宝である「黄不動画像」や「幽霊の掛け軸」「曼殊院本古今和歌集」をはじめとする、多くの文化財を有しています。

ミシュラングリーンガイド

【曼殊院】・【庭園】が一ツ星に選ばれています。

御朱印

※いただける御朱印の種類は、期間によって変わる場合があります。

所在地
〒606-8134
京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
TEL
075-781-5010
正式名
曼殊院
創建年
天暦年間(947年 - 957年)
宗派
天台宗
本尊
阿弥陀如来
開基
是算
文化財
黄不動画像・古今和歌集(国宝) 大書院・小書院・木造慈恵大師坐像ほか(国・重要文化財) 庭園(国・名勝)
料金
大人 600円
高校生 500円
小中学生 400円
時間
9:00~17:00(16:30受付終了)
駐車場
50台無料(普通車のみ)
交通アクセス
叡山電車「修学院」駅下車,徒歩約20分
市バス「一乗寺清水町」下車,東へ徒歩約20分
公式Webサイト
https://www.manshuinmonzeki.jp/

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