落柿舎 らくししゃ
俳句の聖地
国の重要伝統的建造物群保存地区・嵯峨鳥居本の入り口に位置し、茅葺屋根の閑雅でどこか懐かしい佇まいを慕って、今も昔も訪れる人が絶えません。
松尾芭蕉の弟子、元禄の俳人向井去来(むかいきょらい)が居住し、営んだ草庵で、松尾芭蕉も3度訪れ、とりわけ元禄4年の初夏には長く滞在し、落柿舎を拠点として嵯峨嵐山の名所名刹を巡り、その記録を名作『嵯峨日記』として遺されています。以来多くの俳人が訪れ、庭には彼らの句碑が残っており、落柿舎は「俳諧道場」として世に聞こえ、今も風雅を愛する多くの方々に親しまれています。
落柿舎の名の由来
去来の『落柿舎記(らくししゃのき)』には、庭に柿の木が40本あり、その柿を売る約束をした後に、その柿の実が台風で一夜のうちに殆ど落ち尽くしてしまいました。それが落柿舎の名の由来です。
茅葺きの草庵の玄関には、主の在宅を告げる蓑と笠がかけられ、そのたたずまいが、嵯峨野ののどかな風景にとけ込んでいます。
- 所在地
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〒616-8391
京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20 - TEL
- 075-881-1953
- 正式名
- 落柿舎
- 料金
- 300円
- 時間
- 9:00~17:00
(1月、2月は10:00~16:00) - 交通アクセス
- JR「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩15分
阪急電車「嵐山駅」下車、徒歩約30分
市バス・京都バス「嵯峨小学校前」下車、徒歩約10分 - 公式Webサイト
- http://www.rakushisha.jp/
- 備考
- 休日:12/31、1/1
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