上品蓮台寺 じょうぼんれんだいじ
- 十二坊
十二坊
言宗智山(ちざん)派の蓮華金宝山九品三昧院(れんげこんぽうざんくぼんざんまいいん)と号する寺院で、創建は聖徳太子と伝えられています。
応仁の乱で堂宇が焼失した後、文禄(ぶんろく)年間(1592~1596)に豊臣秀吉の帰依を得て寺領110石で性盛上人(しょうせいしょうにん)によって十二の支院が立ち並ぶ寺院に復興しました。
この為に寺が「十二坊」の名で呼ばれるようになり、この辺りの地名は今も「紫野十二坊町」と呼ばれています。
桜の見どころ
上品蓮台寺は、知る人ぞ知る桜の名所。境内に咲き誇る枝垂桜はとても美しく艶やかです。拝観寺院ではないので、静かに桜をお楽しみ下さい。ゆっくり見学ができます。
源頼光の伝説
伝説によると平安中期の武将・源頼光が熱病で伏せっていたとき、法師に化けた土蜘蛛が襲ってきました。頼光に斬られた土蜘蛛の逃げた跡を追うと、大きな塚にたどり着き、塚の中にいた土蜘蛛を退治することができたそうです。上品蓮台寺にあるこの塚が、土蜘蛛がいた塚の跡だと伝えられています。蜘蛛塚の別名を持っています。
- 所在地
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〒603-8303
京都市北区紫野十二坊町33-1 - TEL
- 075-461-2239
- 正式名
- 上品蓮台寺
- 創建年
- 不詳
- 山号
- 蓮華金宝山
- 宗派
- 真言宗智山派
- 本尊
- 延命地蔵菩薩像
- 開基
- 聖徳太子
- 文化財
- 紙本著色絵因果経(国宝) 絹本著色六地蔵像、絹本著色文殊菩薩像(国・重要文化財)
- 料金
- 拝観自由
- 時間
- 6:00~15:00
- 交通アクセス
- JR京都駅から市バス205系統で「千本北大路」下車、徒歩3分
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