一華院 いっかいん
東福寺の塔頭寺院で、通常非公開ですが、紅葉の時季には公開されます。
室町時代の1382年に、東福寺の第67世であった東漸建易(とうげんけんえき)によって創建されました。
寺の名前である「一華(いっか)」。この言葉は、禅宗の祖である達磨大師が遺した禅の教え「伝法偈(でんぽうげ)」の一節 「一華開五葉 結果自然成」が由来と言われています。
四神の庭
一華院の本堂の周りには四方を守護する神獣をモチーフとした庭園があります。
苔の絨毯の上に1本だけ枝が伸びた大きな松がある「依稀松の庭(いきまつのにわ)」が有名な南庭は、庭の中央にある長い枝ぶりが、四神の一つであり伝説の神鳥「朱雀」に見立てています。
そして、白虎が守護する西の「虎靠山の庭」は、石組みで作られた虎の子渡しの庭園。
北庭「彷彿石庭」は蓬莱神仙思想に基づいた鶴亀庭園で、十五石が縁起のよい七五三に配されています。
西庭と北庭は作庭家、昭和を代表する庭師 重森三玲の孫 重森千靑(ちさを)氏が手がけたものです。
- 所在地
-
〒605-0981
京都市東山区本町15丁目800 - TEL
- 075-561-7274
- FAX
- 075-202-2162
- 正式名
- 一華院
- 交通アクセス
- JR・京阪電車「東福寺」駅下車,徒歩約10分
市バス「東福寺」下車,徒歩約10分 - 公式Webサイト
- https://www.ikkain.com/
- 備考
- 通常非公開
※当サイトに掲載の内容はすべて掲載時点での情報です。変更となる可能性がありますので、お出掛けの際は念の為事前にご確認ください。