歩いて楽しむ清水寺界隈2

清水寺からスタートして地主神社、清閑寺、小松谷小林寺、三嶋神社、若宮八幡宮へ。清水寺の界隈を歩いてじっくり楽しみましょう。
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春の境内の桜はソメイヨシノが中心。奥の院から見る、桜に彩られた本堂の姿はまさに絶景です。桜越しに清水の舞台から見下ろす、春の古都の町並み。また、ライトアップされた夜桜は幻想的で美しさも格別です。秋になると、本堂崖下の音羽川流域の渓谷・錦雲渓の紅葉の壮観さは、北山の高雄に比肩するとして「新高雄」とも呼ばれます。「清水の舞台」からは京都のまちが一望でき、「錦雲渓」沿いのかえでが楽しめます。
徒歩 【約2分】
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地主神社は、恋の成就や良縁達成のご利益がある神社で、多くの人々が訪れます。創建年代は遠く神代に遡り、本殿前の「恋占いの石」は縄文時代から伝わると言われています。「恋占いの石」は10mほど離れた2つの石で、この2つの石の間を目を閉じて、片方の石からもう片方の石に辿り着けば恋が叶うとされています。特に若い女性に人気のあるスポットで、順番待ちの列ができるほどです。
徒歩 【約15分】
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清閑寺
紅葉の名所として有名です。高倉天皇の寵愛を受けた小督局(こごうのつぼね)が尼になったと伝えられていて、山門を入ったところに、その供養塔があります。境内にある要石(かなめいし)から眺めると、視界が扇形に広がります。
徒歩 【約25分】
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三嶋神社
三嶋神社は、土火水(どかすい)の三つの御神徳から、万物の生育出生(万物の命)をつかさどる神様が祀られており、安産、子宝、子授け、また子を失った人には新たな生命を、また、夫婦和合のご利益があるといわれています。境内に揺向石と呼ばれる石があり、妊婦がこの石を触ったあとに自分のお腹をさすると元気な男の子が生まれるとも。
また、ここはうなぎの神様がまつられていることでも有名な神社で、うなぎを扱う業者が参拝に訪れるようになりました。徒歩 【約12分】
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本殿の脇に蓬莱石という霊石があります。これは、足利尊氏が病気にかかった際に病気平癒を祈願すると完治したことから、珍宝七種を献上されたものの一つといわれています。
また、境内には、足利義満が寄進した御影石の八角形の手水鉢があり、「足利将軍参詣絵巻」にも描かれています。
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