青蓮院 華頂殿から霧島つつじを愛でる…
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青蓮院門跡の相阿弥の庭
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青蓮院
障子越し
Photo by三由 豊
初夏の庭園 青蓮院
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敷き紅葉 青蓮院
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青蓮院 ライトアップ
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青蓮院 しょうれんいん

  • 青蓮院門跡
  • 旧粟田御所

国宝「青不動明王」があり格式の高い門跡寺院です。(門跡寺院とは、門主が皇室又は摂政関白家によって受け継がれてきたお寺のこと)
ご本尊は非公開です。今はご本尊のお厨子の前にお前立ち像が奉納されております。合掌して「ボロン ボロン ボロン」とお唱えしてお参り下さい。春と秋には夜間ライトアップが開催されます。

由緒

天台宗の祖である伝教大師最澄が比叡山に作った住坊のひとつ「青蓮坊」が青蓮院の起源とされています。
平安末期の1150年、青蓮坊十二代行玄の時に山下に移り青蓮院となりました。
現在も比叡山延暦寺の五箇室門跡のひとつであり、皇室ゆかりの格式高い寺院です。
江戸時代には仮御所としても使用され、粟田御所とも呼ばれています。
本尊の熾盛光如来は天台宗に伝わる修法「熾盛光法」の本尊にあたります。
[[[文:hiro(KYOTOdesignフォトグラファー)]]]

見どころ

青蓮院へ向かうとまず目に入るのが、門前に並ぶ楠の大木です。親鸞聖人お手植えとされる5本の大木は、京都市の天然記念物に指定されています。境内の殿舎はすべて渡り廊下でつながっており、熾盛光如来曼荼羅が安置されている本堂、親鸞聖人が得度を受けたといわれる寝殿などがあります。国宝の青不動は奈良国立博物館に寄託されていましたが、現在は将軍塚の青龍殿に祀られており、新たな青蓮院の名所となっています。庭園は粟田山を借景にしてその山裾を利用した池泉回遊式庭園で相阿弥作と伝えられています。

秋になると紅葉で華やかに彩られ、華頂殿から眺める秋の庭園は実に見事です。また、小堀遠州による霧島の庭では5月の連休の頃になると霧島つつじが真っ赤に咲き誇り、春の青蓮院の見どころとなっています。春と秋には夜間拝観も行われます。庭園全体がライトアップされ、宸殿前は青いライトで幻想的な雰囲気に包まれます。
[[[文:hiro(KYOTOdesignフォトグラファー)]]]

ミシュラングリーンガイド

【青蓮院】・【庭園】が一ツ星に選ばれています。

所在地
〒605-0035
京都市東山区粟田口三条坊町69-1
TEL
075-561-2345
正式名
青蓮院
創建年
1150年(久安6)
宗派
天台宗
本尊
熾盛光如来
開基
行玄
文化財
不動明王ニ童子像(国宝) 境内(国・史跡) 木造兜跋毘沙門天立像・往生要集・円仁自筆書状ほか(重要文化財) クスノキ(市・天然記念物)
料金
大人 600円
中高生 400円
小学生 200円
時間
9:00~17:00(16:30受付終了)
交通アクセス
京都市バス「神宮道」下車、徒歩約3分
地下鉄東西線 「東山駅」下車、徒歩約5分
公式Webサイト
http://www.shorenin.com/

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