2023年は山鉾巡行と神輿渡御が従来通り執り行われます。
※新型コロナウイルス感染症の影響により各行事の内容が変更になる場合があります。
宵山とは本祭の前日に行われる小祭の意味で、前祭の宵山の日程は前祭の山鉾巡行・神幸祭の行われる7月17日の前3日間(14~16日)、後祭の宵山の日程は後祭の山鉾巡行・還幸祭が行われる7月24日の前3日間(21日~23日)のことを言い、2日前は宵々山、3日前を宵々々山と呼ぶこともあります。
2022年の15日と16日は3年ぶりに屋台や露店が立ち並び、夕方から歩行者天国になる予定です。身動きが取れないほど多くの人出が予想されますが、是非浴衣を着て繰り出してみてください。
日が暮れると23基の山鉾に吊られた駒形提灯に火が入り、笛や鉦の祇園囃子の音と共に祭りは盛り上げます。町会所には山鉾の御神体(人形)や懸装品(織物など)が飾られ、子どもたちがわらべ唄を歌いながらお守りや粽(ちまき)販売する姿も見られます。粽を買うと鉾に乗れる所もあり、見上げる高さの鉾に乗るのは、宵山ならではの楽しみでしょう。例年たくさんの人々で賑わい、露店も並び、町は祭り一色となります。
KYOTOdesignのおすすめはなんといっても室町通と綾小路通の交差点を西に行ったところに建つ綾傘鉾。14日~16日には棒振り囃子が披露されます。無料で観覧が可能ですので是非足を運んでみてください。かっこよく迫力のある棒振りは必見です。
>>棒振り囃子日程
また、山鉾町にある旧家や老舗では、雅やかな屏風(びょうぶ)、着物や武具類などの美術品が展示されています。中には国宝級のものもあり、先祖代々受け継がれてきた作品の数々に目を奪われることでしょう。
21日~23日の後祭の宵山は人出も前祭に比べると比較的少なく、ゆっくりと楽しむことができます。
宵山の風物詩・・・暗闇に浮かび上がる駒形提灯。
山鉾に飾られている提灯には鉾ごとにこだわりがあり、形や大きさ、デザインは様々です。
浴衣姿の少女たちが独特の節回しでわらべ歌を歌いつつ、ちまきやお守を売る声、「コンコンチキチン・コンチキチン」のおはやし、駒形提灯の灯りすべてがマッチし、宵山を盛り上げます。
16日の宵山 祇園囃子のフィナーレ
アップテンポのお囃子の後、駒形提灯の灯が消され「ドーン」という音とともに、いっきに提灯が落とされます。
祇園祭にまた行ってみたいと思うような圧巻の光景です是非体験してみてください。
駒形提灯 山鉾マップ
前祭と後祭の鉾を一緒に掲載しています。
【赤いアイコン】・・・前祭の山鉾 / 【緑のアイコン】・・・後祭の山鉾
前祭さきまつり
※画像をクリックすると大きな画像がご覧いただけます。
長刀鉾(なぎなたほこ)
孟宗山(もうそうやま)
占出山(うらでやま)
函谷鉾(かんこほこ)
山伏山(やまぶしやま)
菊水鉾(きくすいほこ)
鶏鉾(にわとりほこ・とりほこ)
白楽天山(はくらくてんやま)
綾傘鉾(あやがさほこ)
霰天神山(あられてんじんやま)
月鉾(つきほこ)
放下鉾(ほうかほこ)
船鉾(ふねほこ)
岩戸山(いわとやま)
郭巨山(かっきょやま)
伯牙山(はくがやま)
蟷螂山(とうろうやま)
木賊山(とくさやま)
芦刈山(あしかりやま)
四条傘鉾(しじょうかさほこ)
油天神山(あぶらてんじんやま)
太子山(たいしやま)
保昌山(ほしょうやま)
コンチキチンの祇園囃子が鳴り響く中、飾り付けられた23基の山鉾の駒形提灯に灯がともされ、大勢の人出でにぎわいます。夜店があちこちにいっぱい出ているので浴衣を着てお出かけしてみては如何でしょうか?もしかすると掘り出し物があるかもしれませんよ。
後祭あとまつり
大船鉾(おおふねほこ)
北観音山(きたかんのんやま)
南観音山(みなみかんのんやま)
鈴鹿山(すずかやま)
浄妙山(じょうみょうやま)
役行者山(えんのぎょうじゃやま)
黒主山(くろぬしやま)
鯉山(こいやま)
八幡山(はちまんやま)
橋弁慶山(はしべんけいやま)
鷹山(たかやま)
宵山の賑わいのあと、囃子方がある山鉾町が祇園囃子(コンチキチン)を奏でながら四条河原町近くにある八坂神社御旅所(おたびしょ)に行き、祇園囃子を奉納し、翌7月17日の晴天や山鉾巡行の無事を祈願します。
四条御旅所は、東西二ヶ所あり、次々と来る各山鉾町の屋台は、東と西どちらかで宮司さんから鉾町の町衆と囃子方が御祓いを受け、祇園囃子を奉納し、御旅所を出た後は各寄り町を通って帰ります。
ただ長刀鉾だけは鴨川を越え八坂神社まで行き、23時からお囃子を奉納します。5分ほどのお囃子が終わると、囃子方はお神酒をいただき、所定のコースを経て長刀鉾町へ戻っていきます。
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