妙心寺・きぬかけの路の庭園をめぐる

きぬかけの路にある「等持院」「龍安寺」と、妙心寺の塔頭である「桂春院」「東林院」「退蔵院」をまわります。
スタート地点の等持院は京都駅から京都市バス「205」に乗って「衣笠校前」で下車、徒歩約12分。
もしくは、今回のコースは京福電鉄を使うと移動がスムーズですので、まずは嵐電の四条大宮駅まで移動して、そこで「嵐電1日フリー切符」を購入して、等持院まで移動するのもおすすめです。等持院は京福電鉄「等持院駅」下車、徒歩6分です。
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天龍寺や西芳寺(苔寺)の庭の作者として有名な夢窓国師が等持院開創当時に構築されたもので、三大名園の1つです。万丈の北庭(書院の東側)は、草書体の心の字をかたどって作られた池庭で、奥深く静かであります。また西庭は、芙蓉の花を形どった池があり芙蓉池と称されており、衣笠山を借景にした池泉回遊式で、南の方丈、西の書院、北の茶室・清漣亭(せいれんてい)の3つの建物に囲まれています。
嵐電 等持院~龍安寺 【約1分、下車後北へ徒歩約7分】
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世界的に有名な枯山水の庭園、「石庭」があります。「石庭」は国史跡、国特別名勝に指定。鏡容池は回遊式の池で、四季折々の花が楽しめます。
石造手水鉢「つくばい」表面に書かれた字は「吾唯足知(われただたるをしる)」と読むことができ、これは「知足のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」という教えを図案化、表現したものといわれています。嵐電 龍安寺~妙心寺 【約1分、下車後徒歩約6分】
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妙心寺の塔頭のひとつです。「清浄の庭」、「侘の庭」、「思惟の庭」、「真如の庭」の四つの庭園があり、国の名勝・史跡に指定されています。
徒歩 【約10分】
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妙心寺の塔頭のひとつです。沙羅双樹の寺として有名で、毎年6月に「沙羅の花を愛でる会」が行われています。沙羅双樹の庭園は、築山を中心に沙羅双樹、石組、苔などがバランスよく配されています。緑の苔の上に散った真っ白な沙羅の花にも美を感じます。
徒歩 【約10分】
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妙心寺の塔頭のひとつです。昭和期に作られた余香園は回遊式山水庭園で2600平方メートルの敷地に四季折々の花を見ることが出来、江戸時代の水琴窟が配置されています。
また狩野派の狩野元信による枯山水の庭園「元信の庭」は、一年中変わらない「不変の美」を表現したといわれています。
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