平安神宮から下鴨コース

美術館や博物館が建ち並ぶ岡崎公園。その園内にある大きな朱塗りの大鳥居が平安神宮の入口です。境内の広大な池泉回遊式日本庭園を鑑賞した後は、東山沿いに金戒光明寺、真如堂、銀閣寺まで散策してみるのがおすすめ。少し北にある詩仙堂の庭園は四季折々に楽しむことのできる設計になっており、特に春のサツキと秋の紅葉が有名です。 加茂川と高瀬川の合流点、「糺(ただす)の森」の北側にある下鴨神社は、京都三大祭「葵祭」の舞台。二本の木が上のほうで寄り添うように繋がっている縁結びの御神木「連理の賢木(れんりのさかき)」は、枯れると境内のどこかでまた新しい「寄り添った木」が見つかるといわれており、京の七不思議のひとつとなっています。
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本殿の裏に広がる広大な神苑は、東苑・中苑・西苑・南苑の4つに分かれた池泉回転式遊苑で、明治・大正期の庭園の傑作とされています。
昭和25年から初夏の風物詩となっている「薪能」では、夕闇に浮かび上がる社殿を背景に篝火が焚かれ、幽玄の世界が繰り広げられます。
また、毎年10月22日に行われる京都三大祭のひとつ「時代祭」は総勢約2000名もの人々が行列を成して正午に御所を出発、平安神宮がゴールとなっています。徒歩 【約15分】
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宗祖・法然上人の生涯などを表現した枯れ山水の庭園「紫雲の庭」が、紅葉で彩られます。広大な境内の「女坂」などの紅葉も美しく、門前から紅葉を覗かせてくれ、目を楽しませてくれます。
また、新撰組発祥の地でもあります。徒歩 【約10分】
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紅葉と桜の名所で、シーズンには大勢の人で賑わいますが、12月になると散り紅葉が絨毯のように広がり、格別の京都最後の紅葉が楽しめます。華経巻物(国宝)など寺宝を多く所蔵しており、普段は散歩に訪れる庶民的なお寺として市民に親しまれています。
徒歩 【約20分】
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方丈の前庭にある白砂の砂盛り向月台(こうげつだい)と、波紋を表現した銀沙灘(ぎんしゃだん)は見所の一つです。
銀閣の前にある錦鏡池(きんきょうち)を中心に、池泉回遊式庭園が広がっており、展望所に上がると全景が楽しめます。市バス 「銀閣寺前」乗車~「一乗寺下り松町」下車 【約8分、下車後東へ徒歩約10分】
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詩仙堂は正確には凹凸遯ꀀ (おうとつか)といい、文人石川丈山が隠居のため造営した山荘です。「三十六詩仙」の肖像(狩野幽玄:作)を掲げた「詩仙の間」から望む庭園は、丈山自身によって設計されており、四季折々の風情を楽しむことができるものとなっています。静寂な庭に時折響くししおどしの音が、居るものを江戸時代へと誘います。
叡山電鉄 一乗寺駅~出町柳駅下車 【約6分、下車後北へ徒歩約10分】
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五穀豊穣の神を祭る京都で最も古い神社の一つで、境内は欅や檜などの覆い茂る「糺の森(ただすのもり)」と呼ばれる森の中にあります。女性に人気の「相生社」縁結びの神が祀られており、本殿の横にずらっと並ぶ7つのお社には干支の神様が祀られています。自分の干支の社をお参りします。「さざれ石」は年とともに大きく成長し、岩になると信じられている神霊の宿る石です。
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