歩いて回ろう 嵐山の自然と庭園めぐり

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歩いて回ろう 嵐山の自然と庭園めぐり

京都を代表する観光地「嵐山」エリアの観光名所を歩いて巡るコースです。京都の中心部からそれほど離れていないにもかかわらず、風光明媚な景色が豊かな自然が楽しめるほか、多数点在する社寺など魅力あふれるエリアです。
世界遺産に登録されている天龍寺の「曹源池庭園」、通常非公開ながら春と秋に特別公開される宝厳院の「獅子吼の庭」や弘源寺の「虎嘯の庭」など見事なお庭も満載。
古刹名庭の魅力に触れながら、渡月橋、竹林など肌いっぱいに嵐山の自然を堪能できるコースです。

  1. 法輪寺

    嵐山の山腹に立つ真言宗の寺で、境内の舞台からは嵐山をはじめ京都市内を一望することができます。数え年13歳を迎えた少年少女が「十三まいり」の祈願に全国から訪れることで有名で、参詣後渡月橋を渡りきるまでに後ろを振り返ったら、授かった智福を失うともいわれています。「嵯峨の虚空蔵(こくうぞう)」の愛称で親しまれており、人形塚、針供養塔、また大変珍しい電気・電波守護の電電宮社などもあります。

    法輪寺

    徒歩 【約290m】

  2. 渡月橋

    嵐山のシンボル、渡月橋。桂川に架かる長さ155m、幅11mの木製の橋です。平安時代初期に亀山上皇が、月の橋を渡るように動いていく様を見て「くまなき月の渡るに似る」と述べたことがその名前の由来です。春夏秋冬、時間帯によって表情を変え、京都の自然を存分に味わうことができます。またこの付近では、ボート遊び、屋形船の遊覧なども楽しむこともできます。

    渡月橋

    徒歩 【約430m】

  3. 宝厳院

    臨済宗大本山天龍寺の塔頭寺院のひとつで、通常は非公開の寺院で、毎年春と秋にだけ、嵐山を借景とした回遊式庭園「獅子吼(ししく)の庭」が特別公開されます。「獅子吼(ししく)」とは「仏が説法する」という意味で、庭園を散策し五感で感じることにより心を癒したり、気付きを得たりする「無言の説法」の庭になっています。新緑と紅葉の名所としても有名ですが、獅子岩や碧岩など圧倒的な巨石が鎮座する名石の庭園でもあります。江戸時代に出版された京の名園ガイド「都林泉名勝図会」にも登場しており、古くから日本人にとっての安らぎの場所にもなっています。

    宝厳院

    徒歩 【約110m】

  4. 天龍寺

    世界遺産に登録されている、京都を代表する寺院の一つです。
    なかでも、「曹源池(そうげんち)庭園」は日本初の史跡・特別名勝に指定された名庭園で、左に嵐山、正面に亀山・小倉山を借景とした池泉回遊式庭園です。
    水の流れのような白砂と芝生の緑とのコントラスト、池に映し出される木々など、四季折々の風景の美しさは見事です。
    開山は南北朝時代の臨済宗の僧侶、夢窓疎石(むそうそせき)。室町時代には京都の禅寺を代表する格式高い寺院「京都五山」の第一位に数えられました。法堂の天井に描かれた「雲龍図」など美しい風景と禅寺ならではの静謐な雰囲気が体感できます。

    天龍寺

    徒歩 【約220m】

  5. 弘源寺

    天龍寺の塔頭寺院のひとつで、通常非公開で、春と秋に特別公開されるお寺です。
    嵐山を借景とした雄大な枯山水庭園の「虎嘯(こしょう)の庭」は、弧を描いた白砂で表現した大海と、その大海を取り囲むように作られた苔庭や築山のバランスに独特の趣があります。京都四条派の流れをくむ日本画家竹内栖鳳(たけうちせいふう)やその一門による日本画、毘沙門天像(重文)、蛤御門の変の際の刀傷が残る柱なども公開されており、小さい境内ながら多数の見所があります。

    弘源寺

    徒歩 【約250m】

  6. 竹林の道

    嵯峨野に広がる竹林に続く小道で、京都を代表する観光名所です。この道には、数万本もの竹が植えられており、その存在感は圧巻です。
    高く伸びた竹は日光の直射をやわらげ、道に影を落とし、晴れの日も、薄曇りの日も、雨に煙る日も、どの天気でも幻想的で、風情豊か。風が吹けば、葉ずれの音がサラサラと聴き心地のよい音を立て、訪れた人を非日常の世界へと誘います。環境省選定の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。

    竹林の道

    徒歩 【約100m】

  7. 野宮神社

    「洛西随一のじゅうたん苔」といわれる野宮神社の苔庭。嵐山の景観をミニチュアの世界のように表現し、枯流れにかかる木橋の渡月橋や白砂の桂川など実に可愛らしく、またベルベットのように輝く苔が実に見事です。
    かつて伊勢神宮にお仕えする斎王(皇族の未婚女性)が、伊勢神宮へ向かう前に身を清められたところと言い伝えられている由緒ある神社。クヌギの木の皮を剥かないまま使用する日本でも最古の様式の黒木鳥居と小柴垣で囲まれた聖地で、源氏物語の「賢木の巻」にも描かれています。風情ある竹林の小径にあり、願い事をしながらなでると願いが叶う「お亀石」など、縁結び・学業成就・安産の神として人気があります。

    野宮神社

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