歩いて楽しむ祇園界隈3

建仁寺からスタートして数多くある塔頭のひとつである摩利支尊天堂(禅居庵)、ゑびす神社、六道の辻の界隈、六波羅蜜寺、陰陽師・小野篁ゆかりの六道珍皇寺。最後に東山通の縁切り縁結びで有名な安井金比羅宮をお忘れなく。

建仁寺

建仁寺は多くの文化財を保有しており、書院では琳派を代表する絵師、俵屋宗達の風神雷神図屏風(高精細複製品)が展示されています。また、方丈には海北友松による雲竜図などの障壁画(高精細複製品)を見ることができます。方丈の枯山水の大雄苑や中庭の潮音庭などの庭園も見どころのひとつ。特に潮音庭は季節によって様々な表情を見せ、紅葉の時期には素晴らしい景色となります。法堂の天上には小泉淳画伯による双龍図があり、108畳にも及ぶ壮大な水墨画は一見の価値ありです。

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建仁寺
Photo by Koichiro

徒歩 徒歩 約7分

摩利支尊天堂

禅居庵は建仁寺寺域にある建仁寺の塔頭のひとつです。摩利支天が祀られています。摩利支天とはインドの神様で陽炎を神格化したものであり、災難を防いで身を隠す術が得られるといわれており、中世の武士の間で信仰が広まったそうです。禅居庵は通常非公開です。ご注意ください。

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摩利支尊天堂
Photo by Chiaki

徒歩 徒歩 約3分

ゑびす神社

1191年(建久2)栄西禅師が宋国中国より帰徐、舟が暴風雨に遭い遭難しそうになりましたが、海上に蛭子神が現れ、その加護により難を免れたといわれています。1202年(建仁2)建仁寺創建に当り、境内に恵比須神を祀り、鎮守社としたのが起こりと伝えられています。 毎年1月10日を中心にして前後五日間行われる「十日ゑびす」の 大祭には、商売繁盛、交通安全を祈願する多くの参拝者で賑います。

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ゑびす神社
Photo by kota

徒歩 徒歩 約7分

六波羅蜜寺

951年(天暦5)に悪病が蔓延したときに、空也上人が疫病平癒のため開創した西光寺に始まります。。本堂も鎌倉様式を伝える遺構で地蔵菩薩立像は今昔物語にも伝えられ定朝の作と伝えられています。運慶、湛慶坐像もあり、運慶とその子、湛慶、運助の作と言われ、その他、康脇作の空上人立像、長快作の弘法大師像、閻魔王坐像、平清盛像など鎌倉時代の傑作も多くあります。境内に阿古屋塚や平清盛の石塔もあります。

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六波羅蜜寺
Photo by 西 和義

徒歩 徒歩 約6分

六道珍皇寺

六道珍皇寺の一帯はかつての葬送地でした。鳥辺野入り口にあたり六道の辻といいます。鳥辺野へ至る道筋にあたる六道珍皇寺にて野辺の送りの法要を行い、この地で最後のお別れの後、隠防により風葬の地である鳥辺山の麓へと運んで行きました。そんな風習の為か、珍皇寺の辺りを中世以降「六道の辻」と呼び、他界(地獄)への入り口とされてきました。この六道とは仏教の説く六道輪廻の死後の世界のことで地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上界の六つの世界を指します。衆生は死後生前の善悪の業により六道のいずれかに赴くとされ、珍皇寺はこの六種の冥界への入り口にあたり、人の世の無常と儚さを感じる「あの世とこの世」の分岐点と信じられてきました。

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徒歩 徒歩 約7分

安井金比羅宮

安井金比羅宮は1695年、太秦安井にあった蓮華光院がこの地に移建されました。その鎮守として崇徳天皇に加え、讃岐金刀比羅宮より勧請した大物主神と源頼政を祀ったことから安井金比羅さんの名で知れるようになりました。境内にある石牌は縁切り、縁結び石といわれ、中央の穴を右から左にくぐると縁切り、又、逆は縁結びといわれており、多くの人々が訪れます。

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安井金比羅宮
Photo by kota
プレイス

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