奥嵯峨満喫コース

京都の人気スポット嵐山から北西方向約2kmの場所に広がる、奥嵯峨地区。藁葺き屋根の農家風民家や街道沿いに立ち並ぶ古い町並みが「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されており、嵐山界隈から少し遠ざかるだけで、人もまばらになり、静寂の世界が広がります。

最寄り駅の阪急嵐山駅からバスで「愛宕念仏寺前」で下車し、のんびり歩きながら散歩気分で観光するおすすめコースです。

愛宕念仏寺

奥嵯峨の一番奥の清滝トンネルの手前に建つ愛宕念仏寺は、嵯峨野めぐりの最北端でもあるので、ここから山を下りながら観光するのがおすすめです。
もとは東山の地に奈良時代に建てられた古刹で、平安初期に鴨川の洪水で堂宇が流失し、天台宗の僧、千観内供(せんかんないぐ)に再興させ、比叡山の末寺となりました。一体一体個性的な1200体の羅漢で有名で、古来より火伏せの神様として信仰を集めています。
また、最近ではアニメ「るろうに剣心」5thエンディングに出てきたこともあり、アニメの聖地としても有名です。

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愛宕念仏寺

徒歩 徒歩 【約600m】

化野念仏寺

「あだし」は仏教の言葉で「はかない、むなしい」という意味があります。弘法大師・空海が平安時代以来の墓地であった化野で風葬され、野ざらしだった亡骸を集めて埋葬したのが始まりといわれています。この石仏・石像群は境内の中央部に約8000体あり、極楽浄土で阿弥陀仏の説法を聴く人々になぞられて配列安祀されています。石をひとつ、ふたつと子供が積み上げた賽の河原と同じように見えることから、「西院の河原」とも呼ばれ、毎年地蔵盆の8月23・24日の夕刻より、ろうそくを灯して供養する「千灯供養」では、境内が幽玄な灯に包まれます。

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化野念仏寺

徒歩 徒歩 【約430m】

祇王寺

平家物語に登場する祇王が尼となり、母と妹と共に移り住んだと伝わる寺院です。境内は美しい楓や青竹、苔に包まれ、また茅葺の侘びた草庵がひっそりと建ち、趣深いたたずまいをしています。また、庵内の控えの間には季節ごとに彩りを変える大きな円窓「吉野窓」があり、光の具合で影が虹の色に見えることから「虹の窓」とも呼ばれています。

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祇王寺

徒歩 徒歩 【約30m】

滝口寺

祇王寺のお隣、少し上り奥まったところに滝口寺の門があります。小倉山の山麓に寄り添うように佇み、竹林と楓に囲まれた閑静な境内に、茅葺き屋根の鄙びた風情の本堂が建てられています。「平家物語」の滝口入道と横笛という2人の男女の悲恋の舞台で、参道には横笛の歌碑も立っています。叶わぬ恋となってしまった男女のいくあてのない物悲しさが漂い、静かな時の流れに心を奪われます。物語では2人は結ばれることはありませんでしたが、本堂では2人並んで安置されています。

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滝口寺

徒歩 徒歩 【約250m】

二尊院

本尊に釈迦如来と阿弥陀如来が祀られていることから、「二尊院」と呼ばれています。総門からまっすぐに伸びた「紅葉の馬場」と呼ばれる参道の、春夏秋冬の彩りはまさに圧巻で、往年の時代劇などのロケ地としても有名です。本堂前には九頭竜弁財天が祀られている龍神の庭、境内には浄土を表した石庭の寂光園、「小倉百人一首」の編者として知られる藤原定家の時雨亭跡、自由に突ける「しあわせの鐘」など見どころもいっぱいです。
また、小倉あん発祥の地としても有名です。

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二尊院

徒歩 徒歩 【約280m】

落柿舎

嵯峨野の長閑な風景に溶け込むように建つ、静かで趣がある一軒の小さな茅葺屋根の庵です。由来は、庭にあった40本の柿の木の実が一夜にしてほとんど落ちてしまったことから名付けられました。
松尾芭蕉の門下人であった俳人、向井去来の草庵跡で、元禄4年には芭蕉もこの地に訪れ「嵯峨日記」を記したといわれています。以来「俳諧道場」として、今も風雅を愛する多くの人々に親しまれています。

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落柿舎

徒歩 徒歩 【約230m】

常寂光寺

茅葺きの仁王門をくぐり石段を登ったところには本堂、その後方には重要文化財の均整のとれた美しい多宝塔が建ち、そこから眺める嵯峨野の景色は絶品です。もとは藤原定家の山荘「時雨亭」があったと伝えられ、公家、皇族がこの地で春や秋を楽しんだとされています。
境内は所狭しと枝葉を広げるイロハモミジやオオモミジなどが200本を超えて生い茂り、何層にも折り重なる葉は、石畳に光と影の美しいコントラストを映し出しています。
まるで浄土にたたずむような風情を楽しむことができます。

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常寂光寺

徒歩 徒歩 【約250m】

御髪神社

日本で唯一の「髪」の神様を祀る神社で、京都の理美容業界関係者らによって神の健康を祈願し、1691年に建立されました。ご祭神は日本の髪結師の初祖と言われている藤原采女亮政之(ふじわらのうねめのすけまさゆき)公という鎌倉時代に生きた実在の人物が祀られています。この神社でしか行われていないお参りの仕方が「献髪(けんぱつ)」です。神職の方に自分の髪の毛を少し切っていただき、その髪を奉納し参拝することでご利益があるそうです。

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御髪神社

徒歩 徒歩 【約70m】

大河内山荘

昭和のスター俳優、大河内伝次郎が自ら30年あまりの歳月をかけて作り続けた、6000坪にもおよぶ広大な庭園です。保津川や京都の眺望が素晴らしく、また、桜や楓が多く植栽され、四季折々の美しさを堪能できます。また大河内伝次郎の時代劇俳優としての活躍ぶりを写真やパネルなどで解説している資料館もあり、大河内伝次郎の生涯だけでなく、戦前から戦後にかけての日本映画の歴史も知ることができます。

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大河内山荘
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