人気の御朱印めぐり 都七福神まいり

ゑびす神、⼤⿊天、毘沙⾨天、弁財天、福禄寿神、寿⽼神、布袋尊など七福神が宝船に乗った絵を、正月二日に枕の下に入れて寝ると幸運が訪れると言い伝えられるなど、古くから民衆の間で信仰のあった七福神。
京都ではとくに七福神を祀る社寺をお参りすることで福をもたらされるとされる「都七福神めぐり」が親しまれています。
特に新年1月中に7つの社寺を参拝すると、七難即滅、七福即生極まりなしといわれ、功徳が大きいとされています。室町時代にはじまったとされる七福神の信仰は、京都が発祥とされています。

都七福神では、7社寺を巡拝するだけでも良いのですが、やはり御朱印(御宝印)を御朱印帳、色紙(大護符)などに集めるのが醍醐味です。

この「都七福神まいり」を一日で巡拝する、京都駅起点のおすすめルートを紹介します。

京都駅から最初の東寺までは徒歩約15分。または、近鉄「東寺」駅下車徒歩約10分です。

東寺(毘沙門天)

七福即生「毘沙門天」
ご利益・・・学業成就、財運の神

平安京造営にあたり国家鎮護のために空海が創建したもので、1200年の歴史を誇ります。五重塔は現存するわが国最大の木造建築物とされており、世界遺産に登録されています。

東寺で有名な毘沙門天といえば、国宝に指定されている「兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)」です。
古くは平安京の入り口「羅城門」に安置されていたもので、毘沙門天堂は兜跋毘沙門天を祀るために建立されたお堂です。
現在は兜跋毘沙門天は宝物館に移されており、堂内には別の毘沙門天が安置されています。
また、御朱印は、境内にある「食堂」内でいただけます。

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東寺(毘沙門天)

徒歩 徒歩 JR「京都」駅まで徒歩約15分

電車 JR奈良線 「京都」駅乗車〜「黄檗」駅下車,徒歩約5分

萬福寺(布袋尊)

諸縁吉祥「布袋尊」
ご利益・・・夫婦円満・財宝賦与の神

江戸初期に中国から渡来した隠元禅師が中国の黄檗山を模して創建したという黄檗宗の大本山。境内は広く、中国の明時代末期頃の様式で造られており左右対称の造りとなっており、日本の寺院建築とは一風変わった造りです。

布袋尊は、弥勒菩薩の化身という言い伝えが残されており、萬福寺では布袋尊像=弥勒菩薩像として安座されています。三門をくぐった先の天王殿に大きな金ピカの布袋さんが祀られており、ニコッと笑うお顔とふくよかな身体の布袋様に心が和みます。

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萬福寺(布袋尊)

電車 京阪電車 「黄檗」駅乗車〜中書島経由〜「清水五条」駅下車,徒歩約7分

六波羅蜜寺(弁財天)

福徳自在「弁財天」
ご利益・・・芸能、財福、知徳の神

六波羅蜜寺は、951年(天暦5年)に空也上人により創建され、西国三十三ケ所・第十七番札所としても有名です。境内には空也上人像、平清盛像をはじめ、平安・鎌倉時代の優れた彫刻(重要文化財)が多数収蔵されています。

南門そばの護摩堂に安置されている弁財天座像は高さ約30cmほどの金色の像で、お告げを受けた崇徳天皇の命令により、禅海上人が作成されたと伝わっています。

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六波羅蜜寺(弁財天)

徒歩 徒歩 約6分

ゑびす神社(恵比須神)

商売繁盛「ゑびす神」
ご利益・・・商売繁盛、家運隆昌、交通安全の神

「京のゑべっさん」として親しまれている京都ゑびす神社は、鎌倉時代初期に建仁寺の鎮守杜として創建されました。
建仁寺にもゆかりのある栄西禅師が無事中国から帰国された際にお祀りになったという故事から「旅ゑびす」とも呼ばれ、交通安全の神としても崇められています。
毎年1月10日の前後5日で開催される「十日ゑびす」は大勢の参拝客で賑わいます。

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ゑびす神社(恵比須神)

電車 京阪電車 「祇園四条」駅乗車〜「出町柳」駅下車

電車 叡山電車 「出町柳」駅乗車〜「修学院」駅下車,徒歩約20分

赤山禅院(福禄寿)

京都御所の表鬼門を守護する赤山禅院は、平安時代に慈覚大師円仁が創建するよう言い残した比叡山延暦寺の塔頭です。
境内を奥に進むと、福禄寿が祀られている「福禄寿殿」があり、その御堂の真横には七福神の石像がずらりと並んでいます。

御朱印は福禄寿殿前にある授与所でいただけます。

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赤山禅院(福禄寿)

徒歩 徒歩 約25分

松ヶ崎大黒天(大黒天)

松ヶ崎大黒天として親しまれている妙円寺は、1616年(元和2年)に建立された日蓮宗のお寺です。
夏の風物詩「五山の送り火」の「法」が点火される松ヶ崎東山のふもとに位置します。

ご本尊の大黒天は、1969年(昭和44年)の火災においても焼失を逃れたことから「火中出現火伏守護の大黒天」と呼ばれ信仰されています。本堂には「なで大黒さん」が鎮座しており、体の悪いところをさすって祈願するとご利益があるといわれています。

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松ヶ崎大黒天(大黒天)

徒歩 徒歩 京都バス「修学院駅前」まで徒歩約15分

バス 京都バス 「修学院駅前」乗車〜「河原町丸太町」下車,徒歩約3分

行願寺 革堂(寿老人)

通称「革堂」は、平安時代初期に行円上人によって開かれた1000年以上の歴史あるお寺です。
寿老人像は、入って左手にある寿老人神堂に祀られています。
本尊である寿老神の御真言を、一日三回唱えると福寿吉運が授かるといわれています。

観音霊場、西国三十三カ所の十九番札所としても知られています。

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行願寺 革堂(寿老人)
プレイス

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