山荘からの展望
大山崎山荘美術館に行かれることがあったら、ステンドグラスの輝く美しい階段を上って、テラスに行かれてみて下さい。
大正の情緒をそのままとどめた、雰囲気のあるカフェをそっと通り抜けて、風の通り抜けるテラスに立つと、少し不思議な気持ちになります。
特に、春の初めや夏の夕暮れの時間に、テラスからの風景を眺めると、オリーブのような低い木々や、その灰緑色や萌黄色の淡い色合いに、中部イタリアの、小さな都市の窓から、ウンブリアの小さな山々の連なる風景を眺めているような思いがしてきます…。
山の中腹や麓に固まるように築かれた小さな集落や城塞都市は、カステッルッチョと呼ばれ、イタリアの小さな町などによく見られるのですが、山崎のこの場所から見える山なみも、山裾に築かれた群落も、その風景にあまりに似ていて、息が止まるような思いがしました。
大山崎山荘を自ら設計した加賀正太郎も、この眺望を見つめながら、ヨーロッパに遊学していた頃の風景に思いを巡らせていたのかもしれません。
撮影場所
- 大山崎山荘美術館
有料利用不可
- モデルリリース未取得
- プロパティリリース未取得
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