年明けの御寺泉涌寺
投稿日 2018/02/05
霊明殿
智積院から徒歩30分ほどの場所に、東山三十六峯の一嶺、月輪山の麓にたたずむ泉涌寺があります。
左手に見えるのが霊明殿で、右手に見えるのが舎利殿です。
仏殿
坂を下ると、唐様建築の代表作で、国の重要文化財である、仏殿が見えます。
1668年に徳川家綱により再建されました。
砂利道が少し歩きずらいので、足元をとられないようにお気を付けください。
泉涌水屋形
京都府指定文化財である泉涌水屋形です。江戸時代に創建されました。
寺名の起源となった名泉が、今も尽きることなく涌き出ています。
それを覆う屋形は、仏殿と同じ寛文期の建物です。
浴室
下り参道右側にある切妻式の建物が浴室です。
明治30年(1897)現在地へ移建された、寛文期再興の建物です。
松
泉涌水屋形の門前にある松が印象的でした。
御座所庭園
霊明殿・御座所・海会堂そして御陵拝所に取囲まれた御庭です。
ひかえめに咲くさつき、真紅の紅葉、薄すらと雪化粧した雪見灯篭に映える梅もどき等々、四季折々に楽しませてくれます。
昭和天皇はかつて御陵参拝の際にこの庭をめでられ、
「春ふけて 雨のそぼふるいけ水に かじかなくなり
ここ泉涌寺」
の御製をおよみになられました。
冬空も相まり、厳かな雰囲気でした。
関連するレポート記事
緑の瑠璃光院で見た夢
洛北、八瀬にひっそりとたたずむ瑠璃光院。平成25年から非公開寺院になった瑠璃光院は、秋の紅葉のみご とさで知られていますが、この緑の青葉の美しさも格別です...
まさに和洋折衷!
地下鉄蹴上駅から徒歩10分弱でしょうか。大通りから一本入ったところにこの庭園「無鄰菴(むりんあん)」はあります。向かいには超がつくほど有名な料亭、瓢亭があり...
京都の紅葉~ 大原界隈~
京都 大原界隈の紅葉の名所を散策します。,1186年(文治2)4月、後白河法皇が壇ノ浦で平家が滅びた後、洛北寂光院に隠棲された建礼門院を訪ねられたことは「平家物語」...
※このページの内容は掲載時点での情報です。変更となる可能性がありますので、お出掛けの際は事前にご確認ください。