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COROMICO さん

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さくら色に包まれて @京都の桜2019

2015年2月27日に投稿

嵐山の、桂川のほとりには、とても美しい八重咲きの桜があります。
特にこの美しい姿を愛でるには、晴天の晴れ渡った日よりも、夕暮れや薄曇りの、少しだけ薄日がさしているような日の方がより濃密に、ひめやかに、この樹の持っているさくら色を存分に味わえるような気がします。
満開のお花も華やかで、お姫さまと呼びたくなるほどかわいらしいのですが、咲きかけのつぼみがようやく開きかけて、八重の花びらがくしゃくしゃになって出てきたばかりの姿も、何だか寝起きのまま飛び出してきたようで、いとおしく思えます。
つぼみの中の凝縮された濃い桜色や、たくさんの花びらが重なり合って、華やかに咲き乱れる姿を見ていると、やはり桜もばら科なのだな、と不思議な感慨が湧いてきます。

緑の回廊 @哲学の道

2015年2月25日に投稿

哲学の道というと、桜というイメージが強いですが、実は新緑の時期や初夏の頃もとても美しくて、そこに一歩足を踏み入れると、むせかえるような、幾重にもつらなる、緑のトンネルが出迎えてくれます。
桜の新緑も、楓の新緑も、そして下に生えるつつじや山吹やあじさいの、うるむような緑が、疎水の水の上に映って様々な色の緑に光っていました。
その場に立っていると、萌えあがるような濃密な緑に全身が包まれて、少し触れたら、その指先からもう緑に染まってしまいそうな気さえします。
におい立つような緑の香りに包まれながら、一人で思いふけりながら歩いていると、別の空間に迷い込んで、何だか帰れなくなってしまいそうな、不思議な感覚にとらわれました。

アンコール遺跡?の夕暮れ @梅宮大社

2015年2月24日に投稿

梅宮大社の神苑に入ると、思いがけない光景に出会ってはっとすることがあります。
夕暮れに近い、空が一瞬青みがかる時間に咲耶池のほとりに立って、見事な浅葱色に染まった池に映る水鏡と木立のシルエットを眺めていると、一瞬、アンコール遺跡の夕暮れを眺めているような、不思議な気持ちになります。
神苑に咲く、古式ゆかしい紅梅のうきたつようなくれない色と、神苑の門の作る美しい影の形を見つめていると、この神社の建てられた1300年前の京都は、もっと異国情緒あふれる不思議な場所だったのかな、という気がしてきます…。

華やぐ夕暮れ @京都の桜2019

2015年2月22日に投稿

夕暮れの時間に、ふと思い立って、御所の中の宗像神社に足を向けました。
自生する水仙の花に誘われるように奥に入っていくと、とてもとても小さな梅の木が、もう満開に近く、咲きこぼれるように花開いていました。
夕闇の迫る薄紫色の空の下で、花びらは淡いピンクの色味をおびて、桜のようにはかなげに揺れ、水仙の光をはじく白さと対象をなして、華やかで、艶めいた姿を見せてくれました。

天保山に抱かれて @大山崎山荘美術館

2015年2月22日に投稿

夕暮れの迫る時間に、大山崎山荘に行きました。
夕照を浴びて窓ガラスがキラキラと光り、目を上げて天保山を眺めると、冬枯れの木々の中で、もう芽吹きはじめた木々が薄萌葱色に照らしだされています。
沈丁花の木はもうびっしりと蕾をつけはじめ、「夢の箱」と名付けられた別館に続く回廊は、光をいっぱいにはらんで白磁のように輝いていました。
夕照に照らされる天保山に抱かれて、山荘も木々も、在りし日の夢を見ているように思えました。

水仙と咲く梅 @京都の梅

2015年2月22日に投稿

丸太町の方から御所に入って梅園の方に少し歩くと宗像神社という小さな神社があります。
奥ゆかしい感じのする風情のある場所で、2月に行くと水仙のお花がたくさん咲いています。
水仙というと、冬の寒さの中で最初に咲き始める、貴重な彩りを添えてくれる存在なのですが、あまり自生しているお寺などがなくて、木立の中で森閑とした感じで咲いているものに出会えることはまれだったりします…。
でも、この宗像神社では奥まった場所で咲く水仙がとても自然でいじらしく、しかも、梅のお花と一緒に咲き続ける姿に出会うことができます。
とてもとても小さな背丈の白梅が、日が沈んだ直後の、どことなく青みがかった空気の中で、はかなげに、優しい香りを放っていました。

十月桜 @京都の桜2019

2015年2月18日に投稿

平野神社の奥には、たとえ真冬でも、ひっそりとした、淡い色合いの美しい桜が咲いています。
十月桜と名付けられたその木は、秋から咲き続け、春になってからもまた咲くというとても不思議な桜です。
華やかに満開になることはないのですが、ひっそりと日陰で、薄桃色とラベンダー色の間のような淡い色合いで、真冬の寒気の中でもいつでも咲き続けているその姿に、いつも目をうばわれます。

風が吹くと、繊細な花びらが透き通るように揺れて、木々の間から漏れる光が、葉の緑、空の青、そして桜のピンク色と、さまざまの色に変化してきらきらと光ります。
はかなげなたたずまいでありながら、真冬でもいつでも咲き続ける強さを秘めたその姿を見ていると、何となく、控えめに励まされているような、あたたかい気持ちになります。

ゆきの日の天龍寺 @天龍寺

2015年2月18日に投稿

2月に入って、はじめて雪がうっすらと積もった日、どうしても雪景色が見たくなって天龍寺に行きまた。
朝の青白い光の中で、積もったばかりの雪が陽の光を反射してきらきらと光り、池の水面はいつもよりもいっそう深い青みを帯びて、雪をいだいた嵐山の緑の木々を映して、冴え冴えとした光を放っていまた。

庭園の松の葉は、にわか雪を浴びて、生き生きとした色になり、冬枯れの枝先は微かな赤みを帯びてほのかに光り、冬の寒さの中でも、少しずつ、たしかに、春の足音が近づきはじめていることを実感しまた。

早春のたより @京都の梅

2015年2月18日に投稿

北野天満宮の梅は、1月の、まだ寒い寒い頃から少しずつ咲き始めていると聞いて、あわてて駆けつけました。
お宮の裏側に回ると、もう早咲きの梅たちが少しずつ咲き始め、ふわっとしたやさしい香りを放っていました。
御土居の近くに回ってみると、とても透明感のある蝋梅が一面を黄色にそめ、やわらかな黄色を背景にして、小さな白梅が奥ゆかしげに咲いていました。
その優しい香りと美しい色あいをゆっくり眺めていると、もうすっかり春が来ているような気持ちになりました。

春の目覚め @京都の梅

2015年2月18日に投稿

2月に入って節分をすぎると、もうそわそわして、真っ先に咲き始めた梅のお花を見たくなります。
御所の梅園に入ると、満開の蝋梅の隣で、ややひっそりと、とても上品な白梅の花が咲き始めていまた。
うっすらとピンク色をおびた、まだ小さなつぼみたちに囲まれて、もうすぐ春が来るんだということを一生懸命教えてくれたような気がして、いとおしくなりました。

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