
フォトグラファー , ライター , 翻訳者 , 口コミレポーター
よしかわまり さん
投稿数 10件
城南宮七草粥の日 平成27年2月11日 @城南宮
2015年2月15日に投稿
せり・なずな・こぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ。七つ全部言えたらなんだか自慢できそうで、一生懸命覚えたなぁ。でも春の七草って1月なんじゃ・・・?
ここ城南宮では毎年、旧暦の正月7日に近い2月11日に神事が行われています。
七草は神前に供えられたあと、お下がりとしていただくことができます。まだところどころ水滴がついたみずみずしい七草には、静かな生命力が満ちているようです。
七草粥:一膳500円。午前10時~午後4時
本宮だけではもったいない!吉田神社節分祭の日 @吉田神社
2015年2月15日に投稿
本宮でのお参りが終わって、境内をそぞろ歩き。高台へ続く階段を上がると、数多くの末社などを巡ることができます。節分祭でにぎわう吉田神社ですが、これらも見どころ満載!
★菓祖神社
祭神は田道間守命と林浄因命。果物の祖とされる橘を日本にもたらしたとされる人と、初めて饅頭を作った人をお祀りしています。
境内には橘の木が一本、凜と佇んでいます。そして周りにはお菓子屋さんの名前が書かれたたくさんの碑が!眺めるだけでそれぞれの代表的なお菓子が目に浮かび、とっても幸せな気分になれます。
節分祭期間中は豆茶とお菓子がふるまわれ、多くの人で賑わいます。
★斎場所 大元宮
ここでは八百万の神様、つまり全国のありとあらゆる神様に一度にお会いできます。吉田神道の中心地である、権威ある場所だとのことです。普段は中門までですが、お正月と節分祭、そして毎月1日には本殿まで公開されます。厄除祈願といえば吉田神社本宮が真っ先に思い浮かびますが、少し足を伸ばしてこちらにもぜひ!
実はアートスポット?!佛光寺 @佛光寺
2014年12月28日に投稿
境内にあるこの建物。なんだろうと思いながら通り過ぎること数回。京都造形芸術大学の「デイアンドデパートメント京都店」でした!
お店には和紙の竹笹堂やお茶の一保堂をはじめ、京都を代表する雑貨や食品がところ狭し!ご当地ビールに食器、扇子や抹茶ソフトクリームまで・・・つい目移りしちゃいます。
また、プチミュージアム風の、学生さんの活動成果を見せていただけるスペースもあります。
今回(2014年12月22日)の展示は花札。いわく付きのカードゲームだと思っていましたが、絵柄だけで数字を連想させるなど、粋なはからいもあるようで^^。勉強になりますー!
京都みやげに差をつけたいとき、ちょっと気分転換したいとき、四条烏丸から徒歩5分という立地も抜群です。京都ならではのお食事や喫茶ができる食堂もありますよ。
〔デイアンドデパートメント京都店〕
ショップ:11時~18時
ダイニング:11時~18時(金・土は11時~20時)
水曜定休
空也踊躍念仏 来る新年への願い @六波羅蜜寺
2014年12月28日に投稿
鎌倉時代、人々の「南無阿弥陀仏」の高い唱和を脅威に思った為政者が、その禁止を命じました。ですが「念仏の祖」である空也上人を開山に持つこのお寺では、そんなわけにはいきません。何とか護り伝えようとした名残が、この空也踊躍念仏だとされています。
それは「南無阿弥陀仏」の代わりに「モーダーナンマイトー」と唱えられ、通常の勤行に組み込まれました。「急に始まって急に終わる」のは、外部の目を避けるのにいつでも止められる必要があったから。
16時ごろ。ご住職による丁寧な解説、お話と「モーダーナンマイトー」の全体練習で、身も心も準備万端です。
お坊さん方は「踊躍」と言われるとおり、声を出し鐘を鳴らし、上下に揺れ動きながら歩き回ります。この独特のスタイルは空也上人当時のまま受け継がれているとのこと。高く伸びるような声に鐘の音が重なり、引き込まれていきました。
そして最後には、私たちもご住職に続いて唱和します。気づかぬうちに、でも確実に犯してしまっている「罪業」の消滅と、来る新年への願いをこめて・・・。
その後は特別に十一面観音菩薩をすぐ前まで入らせていただいてお参りできました。「お念仏仲間として」の貴重な機会です。ご開帳は次の辰年を待ちますが、やはり厨子や法具を近くにしてお参りするときりっとした気持ちになりました。
新年を迎える心の準備としてぜひ。
(最終日12月31日は非公開)
冬ならではの彩を・・・。東福寺 @東福寺
2014年12月21日に投稿
雨だれの音が響きます。白い息も、雲や山あいの木々に溶け込んでいきます。
あの有名な市松模様のお庭には、冬ならではの落ち着いた葉の色づきが^^。
冷たく澄んだ空気に、自然と新しい年への思いも巡るようです。
冬もいいですよ。東福寺方丈庭園です。
ランキングなんて気にしない! 摩利支天 @摩利支尊天堂
2014年9月28日に投稿
「天」は仏さまランキングで言うと、如来・菩薩・明王に次ぐ4番目。
そしてとりあえずは・・・最下位。(現世利益に特化しているからだとされています)
でも、そんなことはどうだっていいんです。
太陽や光の「光線」である摩利支天は、目に見えないがために神出鬼没。
それに決して傷つけられることがない。そう、つまり無敵!
勝利の女神といえば西洋の美しいニケやヴィクトリアが有名ですが、こちらも負けてはいません。
涼しい顔で猪7頭を乗りこなし、甲冑までつけているのに、ふくよかでやわらかく、女っぷりも威風堂々。
こんな神様が陽炎になっていつも側にいてくれるなら安心ですね!
亥年の神様としてだけでなく、「ここ一番!」に力を受けたいときにもおすすめです。
祇園界隈からほど近いですが、非常に静かで落ち着きます。
有名人が集まると・・・。養源院。 @養源院
2014年9月28日に投稿
創建は淀殿、再興はその妹の江。襖絵や杉戸絵は俵屋宗達。
さらに鴬張廊下は、日光東照宮「眠り猫」の左甚五郎。そして庭園は小堀遠州、東山連峰が借景です。
おまけに、伏見城落城で死した鳥居元忠たちの血が染み込んだ、血天井。
まさに教科書で見た有名人が勢ぞろい。そしてそれぞれの様々な思いが詰まった寺院です。
鳥居元忠は生真面目なまでに家康への忠義を貫き、一騎打ちの末に倒れます。「もとより覚悟の上」とばかりにカッと目を見開いて、足まで形を残すその姿は、まるで生きた証を残すかのようです。
宗達が伝聞から想像で生み出した、象図や唐獅子図も必見。色褪せているからこその迫力でしょうか。
三十三間堂や京都国立博物館のすぐ近くです。観光ルートの一つとしてもぜひ。
あの「琳派」だけじゃなく。廬山寺。 @廬山寺
2014年9月28日に投稿
まずは読み方からして分かりにくい「ろざんじ」。場所はもっとピンときにくい、寺町通広小路。
京都御苑のすぐ近くです。
紫式部が『源氏物語』を執筆した場所として知られていて、『源氏』にまつわる数々の絵巻物などを見ることができます。
特筆なのが、本阿弥光悦による「若菜下」。掛け軸の本紙に、薄い金色の紙の上をさらさらとたゆたうように、紫の上の病に端を発した、源氏と柏木と女三の宮の数奇な物語が浮かび上がります。
光悦はいわゆる「琳派」の創始者ですが、あの華やかなで力強い絵の世界とは一味違う、優美で繊細な筆遣いも魅力です。
「源氏庭」の白砂と桔梗による白と青紫のコントラストは、春と秋の年2回。
9月のいまも、強い日差しに映えて風に揺れています。
小窓から覗くと・・・南禅寺「法堂」 @南禅寺
2014年9月21日に投稿
古来中国では、龍の爪は5本で、3本の爪は日本独特のものだそうです。そして龍は仏法の護り、かつ火除けのシンボルとしていまも禅寺に力強く弧を描いています。鋭い目で私たちを見下ろす姿は、ちょっぴりおっかない。
ここ南禅寺の法堂に棲む「播龍(地を這う龍)」は、3本の爪にしっかりと玉を握りしめ、カメラ目線でなんとドヤ顔。精密な写生で明治から大正に活躍した今尾景年の作です。
その下には釈迦如来と文殊菩薩、そして普賢菩薩。「法堂」は本坊に次いで重要とされ、説法や経典の購読が行われる場です。
中に入って見上げることはできないまでも、薄暗いお堂に光が差し、静かに浮かび上がるさまは見ごたえありです。
「絶景かな」で有名な山門にも負けない、大迫力をぜひ。
「大将軍八神社」 @大将軍八神社
2014年9月18日に投稿
星神である大将軍を祀る「大将軍八神社」。当時の御所の北西にある、桓武天皇の平安京ご加護の願いが込められた神社です。道教に神道に陰陽道など、まさに「和中折衷」。
「方徳殿」では、護摩供養で実際に使われた大迫力の80体もの神像をはじめ、重要文化財や資料を間近にできます。
また、この日(2014年8月4日)は江戸時代を中心とする日本の天文学や算術の資料の展示でした。
小説・映画『天地明察』の主人公、保井算哲が作ったという天球儀や当時の算術に使われた道具など、本や映画と併せて楽しめます!
一般公開は毎年5月1日~5日と11月1日~5日。その他の日は電話予約の上ぜひ。