京の花暦

京の花暦

KYOTOdesign花暦見ごろ表

  • 前月
  • 初旬
  • 中旬
  • 下旬
  • 翌月
  • ウメモドキ
  • サザンカ
  • センリョウ
  • フダンザクラ
  • ムラサキシキブ
  • モミジ

12月の花

梅擬(ウメモドキ)

9月中旬~1月下旬

梅擬といえば、本田正純。家康、秀忠と仕えたものの、失脚して幽閉されました。そして「日だまりを 恋しと思う うめもどき 日陰の赤を 見る人もなく」という歌を詠んだと伝えられています。山地の湿ったところに生え、高さは2~3メートルほど。葉が梅に似ています。花の時期は薄紫、実がなる時期は鮮やかな赤と、色の移り変わりにも心ひかれます。(文・よしかわまり)

主な名所

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梅擬(ウメモドキ)に関する和歌

  • つぶらなる 赤き実の照 る ウメモドキ さわやかにして 神無月ゆく

    鳥海昭子

山茶花(サザンカ)

11月~1月下旬

童謡「たき火」で「♪サザンカサザンカ咲いた道~」と歌われるように、民家の生垣にもよく使われる山茶花。日本原産の常緑性の低木で、温暖な本州の以南の地域に生えています。晩秋から冬にかけ、5〜7cm位の花をつけ、通常花びらは6〜7枚。山茶花と椿の花は非常によく似ていますが、椿は花が丸ごと落ち、山茶花の花びらは一枚ずつ散っていくので、散り方で見分けることができます。

主な名所

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山茶花(サザンカ)に関する和歌

  • 山茶花の 樹相めでたし 寒天に きらめく諸葉 白き花ばな

    窪田空穂

千両(センリョウ)

12月~2月下旬

鮮やかな緑色の葉と赤い実が特徴的な常緑樹で、お正月の時期に赤い実を実らせる事から縁起の良いものとされ、江戸時代には、多くの園芸品種が作られ人気を博したと言われています。江戸時代までは、「仙寥花(センリョウカ)」と呼ばれていましたが、見た目の似ている万両よりも実つきがまばらなことと、縁起をかつぐ意味を込めて千両になったといわれています。 直径5~7mmの真っ赤な果実を5〜10個、葉の上に固まってつくのが特徴です。

主な名所

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千両(センリョウ)に関する和歌

  • 吾が屋前の 花橘の いつしかも 珠に貫くべく その実成りなむ

    大伴家持

不断桜(フダンザクラ)

11月中旬~2月下旬

不断桜は四季を問わず5弁の花をつけるサトザクラの品種で、秋から次の年の春まで花を咲き続ける珍しい桜です。 京都では大原にある実光院の「契心園(けいしんえん)」というお庭の不断桜が有名で、秋には燃えるように真っ赤に染まる楓と、薄桃色の桜を同時に目にすることもできる珍しい場所です。

主な名所

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紫式部(ムラサキシキブ)

9月下旬~12月下旬

名のように、実の薫るような紫色と女性的なイメージのごとく、淡い紫色に連なって咲く花も愛らしいです。もちろん『源氏物語』の作者にちなんで名づけられましたが、もとは「ムラサキシキミ」と呼ばれていたことも由来のひとつだとされています。紫色の実は3ミリほどで、鳥たちの好物でもあります。鑑賞しているとシャッターチャンスがたくさん訪れるかもしれません。(文・よしかわまり)

主な名所

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紫式部(ムラサキシキブ)に関する和歌

  • 玉紫 つづりし腕輪 よろこびて 紅葉山ゆく 愛し子幼く

紅葉(モミジ)

11月下旬~12月上旬

野山を真っ赤に染める姿は、まさに日本の秋の風物詩。「もみじ」は秋に紅葉する様々な木々を総称する言葉で、主に「カエデ」のことを指します。葉は手のひら状に切れ込んだ形が特徴的で、緑色から黄褐色を経て赤色に変化します。また、いにしえより和歌や様々な芸術の題材にもなっています。百人一首をはじめ、「秋の夕日に 照る山もみじ」が歌い出しの童謡「紅葉(もみじ)」は有名です。

主な名所

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特集

⇒京の紅葉

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