京都の観光スポット

らいごういん

来迎院(大原)

天台声明の地

来迎院は、平安時代前期、聖応大師良忍(りょうにん)上人が建立した、天台声明の音律の根源の地です。
1109年(天仁2年)に融通念仏の祖とされる良忍がこの寺に入寺して再興しましたが、たびたび焼失し、その度に再建され現在の建物は天文年間(1532年-1555年)に再建されたものです。
 
本堂には重要文化財である藤原時代の「木造薬師如来坐像」「木造阿弥陀如来坐像」「木造釈迦如来坐像」が安置されています。

声明の歴史

声明の起源は、紀元前のインド。仏教の誕生と同時に始められたといわれています。日本に伝えられたのは約1200年前、中国を経て奈良から平安時代にかけてのことです。
天台声明は、魚山(ぎょざん)声明とも呼ばれ、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が中国からもたらしました。魚山声明は、中国・声明の聖地「魚山」の名にちなんだものです。
円仁が声明を学んだ中国(唐)の太原(タイユワン)と大原の地形が似ていたことから、大原が声明の根本道場となりました。大陸から渡り、長い歴史の中で継承されてきた声明は、聴いていてとても深みがあり、心に響きます。

所在地
京都市左京区大原来迎院町537
TEL
075-744-2161
FAX
075-744-2196
山号
魚山
宗派
天台宗
本尊
薬師如来
創建
1109年(天仁2年)
文化財

木造薬師如来坐像・木造阿弥陀如来坐像・木造釈迦如来坐像

料金

一般 大人・大学生 400円 高校生・中学生 300円 小人 無料
団体割引 大人・大学生 360円 高校生・中学生・小人 270円
障害者無料

時間

9:00~17:00

交通アクセス

市バス「大原」下車、徒歩約15分

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※ [  ] 内は、来迎院(大原)からの直線距離

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